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寝坊 ページ24
You said
「んぅ……あれ……」
目を覚ますと、いつの間にか寝ていたのだろうか、私は毛布を掴んでいた。
(そっか、あの時すごい泣いちゃったから…)
自分でも、泣きつかれたのだと分かった。
辺りを見渡すと、少し離れたベッドの上で、パソコンをいじっているいっくんの姿が見えた。
ヒカルの姿はない。
「いっくん……今何時?」
そう問いかけると、いっくんが顔を上げた。
「あぁ、A起きたんか?
今は7:58やで。もう8時んなる。」
「そっかぁ、8時……
えっ!?8時!?」
飛び起きた私に驚き、いっくんが尋ねる。
「何やねん、急に。どーしたん?」
「かすちゃんとの約束!8時だよ!なんで起こしてくれなかったの!」
「いや知らんてww
言ってくれたら、起こしたのに。」
理不尽な仕打ちを受けたいっくんは、苦笑いしている。
「とにかく、急がないと…!」
慌てて着替えを掴んだ私は、そそくさと部屋を出た。
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作者名:ふぃゆ(fwiyu) | 作成日時:2017年8月18日 15時