blu di inverno. ( 2 )

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楽しい時間はあっとゆう間に過ぎる。









そして楽しい時間はここで終わりだよと言われれば、その終りの時間が早く来るような気がする。









時間の流れは思っているよりも早くて、この制服を着ることも、学校に来ることも、この教室に入ることだって残りわずか。









ならば、出来るだけ楽しい事をしよう。

出来るだけ思い出を作ろう。


そう思っていても、結局は変わらない日々をいつものメンバーで笑いあって過ごす。









でも、私にとってはそれが一番の思い出なのかも。









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"クラスのページ、こんな感じでどう？"









アルバム係の子が反応を伺うように持ってきた。









隆「すげー。うわっ！懐かしい、これ。」




健「何で俺は変顔ばっかやねん！キメ顔もあったやろ！」









高校３年生の４月からの思い出が沢山詰まっている。









各々で撮った写真もプリントアウトしてくれていて、私たちの行事毎に撮った写真もたくさん。









............え、これも？









少し小さめに、それでも私の中では存在感のある写真が右端にあることに気がついた。









それに気付いたアルバム係の子が









"あ、これ凄いいいなって思ったの。だから、載せちゃった！"









なんて笑顔で言われて、微笑み返すことしか出来ず、その写真に再び視線を落とした。









『......これ、懐かしくね？』




「......そうだね。」









そこに写るのは文化祭が終わり片付けをしている中、テンションが上がった状態で撮った私と臣のツーショット。









ただ、教室で自撮りした写真なのに、そこに写る私たちはとてつもなく笑顔で、そしてその中に達成感もあって。









"これが青春"









そう言える1枚だった。









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私はこの笑顔に惹かれたんだ。









そして今もまだ惹かれている。









その事が思い出として残り、これから先に何度もこのアルバムを見て思い出すんだろうな。









これが本当の、"私の青春の１ページ" だと。





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