blu di inverno. ( 2 )

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終業式の日、レイナと話す私を見て夏恋は、




"どこまでお人好しなの？"





そう言って呆れた顔をした。









だけど、"Aがそう決めたなら、いいんじゃない？"と、笑う夏恋に感謝の気持ちを込めて抱きついた。









夏恋「もぉー！やめて。」




「夏恋、ありがとう！」




夏恋「感謝されるようなことしてないって。だから離れて！」




「やだー。このまま式に出るー！」




夏恋「ほんと、離れてー！」









そんな私たちを見て、笑い出すクラスメイト。









あまり好きじゃないと感じていた、このクラスももう終わり。









そう思うと、やっぱり寂しくも感じる。









なんだかんだ、体育祭や文化祭、行事の度に協力してきた。









最後の最後にほんのちょっと思うのは、"このクラスでよかった...かも？"なんてこと。









"体育館に移動するぞー。"









担任の掛け声とともに体育館に移動して、終業式を終えた。









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なんとか進級できた私は、終業式にも関わらず部活がある。









健「ほな、新入生歓迎会に向けてやろか！」









部長となった健ちゃん。






そして、副部長は.........









健「A！副部長のくせに遅れてくんなや！」




「ちょっとだけじゃん。うるさいなー。」




健「お前なぁ、そんな甘いこと言うてたら、後輩が真似するやろ！」




「あぁーうるさい！はーい、みんな始めよっかー。」





健「おい！話終わらすなや！」









まさかの私が副部長。









ってことは、コンテストやイベントがある度に降りかかる提出物の嵐。









それを請け負うのが、副部長の役目。









部長が居ない時は、代わりに副部長が仕切るんだろうけど、




健ちゃんが居ない時なんて滅多にない。







だから私は、裏でせっせと手間暇のかかる仕事を、こなさなければならない。









E「はい、新入生歓迎会のプリント。音源作り、手伝うからね。」




「ELLYちゃん、ありがとー！」









私の苦手な音源作り。



だけど、ELLYちゃんはそれが得意で、これからも一緒にやってくれるって言うから、心強い。









春休みの間、新入生歓迎会に向けて続く練習。









それは苦ではなくて、気の引き締まる３年生という重みと、高校生活最後の一つとなる、楽しみでしかった。


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