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-隆side-









E「バレバレだって。まぁ、気付いてないのは、Aぐらいかな?」




隆「まぁ、そのAに言ったんだけど。」




健「告ったんか!?」




隆「うん。」




E「返事は?」




隆「いらないって言った。ただ、伝えたかっただけだって。」




E「なにそれ、逃げてんじゃん。フラれたくないけど、言いたいって、ただの自己満だよ。」




隆「わかってるけど......。」




E「まずは、臣とのこと。あの日のままでしょ?ちゃんと話したら?中途半端な事した臣が悪いけど、あのまま話さないなんて、隆二らしくないよ。」









2人が付き合ってると知った日、Aが教室を出ていってから、俺は臣に掴みかかった。









.








.









隆「お前、何してんの?」




『......離せって。』




隆「Aに、中途半端な行動とってんじゃねーよ!思わせぶりも、大概にしろよ!」





『......思わせぶりじゃねぇよ。』




隆「じゃー、なんなんだよ!好きでもねぇ女に中途半端な事して、何が思わせぶりじゃねぇんだよ!」









それから何も言わなくなった臣に、おれは思いっきり殴りかかった。









隆「お前のやってることは、Aに対しても、レイナに対しても、失礼なことなんだよ。それぐらい、わかってんだろ!」









もしかしたら、付き合ってるんじゃないか。


そう思う中にも、



もしかしたら、Aのことが好きなんじゃないか。


そう思える部分があって、









だからこそ、中途半端な行動と、黙る臣に腹が立った。









それからは、目も合わすことなく、話すことも避けた。









俺が勝手に色々想像して、こうなんじゃないか、あぁなんじゃないか。





そう思って、自己暗示をかけていただけかもしれない。









だけど、どうしても許すことが出来なかった。









好きだという気持ちが実らなくても、好きな人が笑っていればそれでいい。









だけど、結果的に好きな人が泣いている現状に、俺は慰めきれなくて。









好きだと言ったくせに、返事はいらないと予防線を張った俺は、









臣と同じなんじゃないか。









俺も曖昧な関係を、Aとの間に作っていたんだと、改めて気づいた。









許せないのは、臣だけじゃない。




自分自身も許せない。









臣も、もしかしたら......









俺と同じだったんじゃないか、そう思うようになった。


.

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kaomi(プロフ) - お忙しいとは思いますが楽しみにまってます!けど無理はしないでくださいね。 (2019年5月5日 1時) (レス) id: f248c983cc (このIDを非表示/違反報告)
まなみん(プロフ) - 更新楽しみに待ってます。 (2017年6月13日 9時) (レス) id: f947904da3 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん - 更新してくださるの待ってます! (2017年6月5日 22時) (レス) id: 0bb7ebdf1b (このIDを非表示/違反報告)
@ひかるん(プロフ) - うわぁ、、、私的には臣とくっついてほしくてたまらない!!www最高です! (2017年4月28日 4時) (レス) id: 5c05dca3bb (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 青葉さん» 青葉さん、コメントありがとうございます☆ムズキュン!!!そう言ってもらえて嬉しいです(^^)これからも、よろしくお願いします! (2017年4月24日 23時) (レス) id: 412ede7606 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わか | 作成日時:2017年4月12日 23時

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