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3時間目の終わりに聞いてから、モヤモヤしたまま過ごした4時間目。
いつも寝てしまう授業も、机に伏せたところで眠れず、抱えたモヤモヤから、逃れることが出来なかった。
モヤモヤを抱えた時間だけ、色々なことを考えてしまって、お昼休みになった今、感情を隠すことが出来なくなっていた。
健「ちょ、A。どうゆうことやねん。」
健ちゃんの問いには答えず、レイナの答えを待った。
健「レイナ、付き合ってんか?」
E「健ちゃん、今はやめとこ。」
健「いや、だって意味わからんやん。俺ら何も知らんかってんで?なぁ、臣。どうなん?」
「ちょっと、黙ってて!!」
健ちゃんが悪いわけじゃないのに、思わず怒鳴ってしまう。
「......レイナ、何で黙ってんの?」
レ「......ごめん。」
「何に対しての、ごめん?私が聞いてるのは、付き合ってるかどうかの話。どっち?」
レ「......付き合ってる。」
今日までに少しずつ見えていた、そうかもしれないという欠片たち。
やっぱり本当のことを聞くと、悲しさよりも怒りが勝ってきた。
「......で?付き合っちゃって、ごめんねって?あんた......なめてんの?」
レ「言えなかったから...」
「......ふざけんな!相談乗ってくれてた時、何だったの?腹の底で笑ってた?ねぇ、よく私の話聞いてこれたよね!?」
怒りのまま、近くにあった椅子を蹴ってレイナにさらに詰め寄った。
隆「A、手だけは出すなよ。」
「......わかってる。」
レ「だって、好きになっちゃったから...。」
「......だからって、何で黙ってたの?言ってくれてもよかったじゃん!ってか、友達なら言ってよ!」
レ「......傷付けたくなくて、」
「傷付いてるよ!でも、もっと早くに話してくれてたら、ここまで腹が立つ事も、傷つく事もなかった。」
2人が付き合ってるから、腹が立つんじゃない。
友達なら、何で言ってくれなかったんだ。
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kaomi(プロフ) - お忙しいとは思いますが楽しみにまってます!けど無理はしないでくださいね。 (2019年5月5日 1時) (レス) id: f248c983cc (このIDを非表示/違反報告)
まなみん(プロフ) - 更新楽しみに待ってます。 (2017年6月13日 9時) (レス) id: f947904da3 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん - 更新してくださるの待ってます! (2017年6月5日 22時) (レス) id: 0bb7ebdf1b (このIDを非表示/違反報告)
@ひかるん(プロフ) - うわぁ、、、私的には臣とくっついてほしくてたまらない!!www最高です! (2017年4月28日 4時) (レス) id: 5c05dca3bb (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 青葉さん» 青葉さん、コメントありがとうございます☆ムズキュン!!!そう言ってもらえて嬉しいです(^^)これからも、よろしくお願いします! (2017年4月24日 23時) (レス) id: 412ede7606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わか | 作成日時:2017年4月12日 23時