One more time (２)

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岩「A〜。はい、ポッキー！」




健「朝からそんなん食うなや！」




岩「健二郎さんには、絶対あげない！はい、A！」




「もういいってー。朝からいらないよ。」




岩「ほらー、Aはもっと笑った方がいいよー！」









ここ最近、岩ちゃんに餌付けられてる気がする。









笑った方いいって、気付いてるんだよね。

最近、うまく笑えてる気しないもん。









隆「臣、もう来るって。」




「また、ギリギリ......。」




隆「ねぇー。ギリギリだねぇー。何でだろうねぇー。」




「.........なに？」









ニコニコ笑いながら話す隆二に違和感。


だけど、臣くんがギリギリなんて今に始まったことじゃないし、理由なんて私には関係ない。









隆「Aさぁ、信じてる？臣のこと。」




「どーかな。」




隆「難しいと思うけどさ、疑うより信じる方が。それでも信じることって大事だと思うよ？」




「............綺麗事だよね。そう簡単に信じるとか無理じゃない？」




隆「............。」









それ以上、何も言ってこない隆二から目を逸らして

ヘアメイクに集中した。









臣くんの「おはようございます」を

軽い会釈で流しながら.........


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