One more time (２)

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『帰るまで居る？それとも帰る？』




「.........帰る。」




『今日、早く終わるけど。』




「何時？」




『打ち合わせとボイトレだけ。20時には帰れる。』









一度帰って頭を冷やしたいのは山々。

だけどこのまま帰りを待ってみたい気持ちもある。









『終わったら連絡するわ。とりあえず夜空けててくれたらいいから。』




「わかった。」



『じゃ、これ鍵。戸締りだけよろしく。行ってくるわ！』




「いってらっしゃい。」









こうやって送ってみるだけでも小っ恥ずかしい



慣れないことはどんな小さなことでも

恥ずかしいという気持ちが湧き出てくる。









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「はい、もしもし？」




TA「今日休みー？」




「うん。」









臣くんを見送った後にリビングに戻ると

震える携帯を手に取った









TA「遅めのランチはいかが？」




「いいですねー。丁度お腹がすいた頃です。」




TA「じゃーこの前のとこで。」









電話を切ってから急いで自分の家へと帰った。









臣くんの匂い、バレないかな.........


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