One more time

14 ページ14

-臣side-









仕事が早めに終わったものの飲みに行く気分もならず

とりあえず家に帰って横になった。









まぁ結局、暇を持て余した結果

近所のレンタルショップに行ってみると









『あれ、Aじゃん。』









さっき"苦手"だと言い放った相手









そして"苦手"だと叩きつけてきたやつ









そっと近付くと手には俺の出た映画で

黙ってパッケージを見つめるから




からかうように声をかけると怒るし。









苦手なのは事実。



だけど気になるのも事実で.........









『悩んでんだったらオススメ教えようか？』




「結構です。」




『でたでた。俺そこそこ詳しいよ？』




「......例えば？」









冷てぇ対応するわりには

ちゃんと話す彼女に少し安心する。









「ありがとうございました。
では、お疲れ様です。」









オススメのDVDを教えて店を出ようとする

Aを引き止めた









『このあと、予定ある？』


.

15→←13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す