事件は起きた ページ37
マルコ｢たまに馬鹿共がやるんだよい。バレないわけないのにねぃ…。隊長会議開くしかねェか｣
マルコは呆れた様子で息を吐き、自分の仕事に戻った。
マルコ…大変だな。
なんかスゲェ申し訳ない。
3年後。
Aは7歳となり、随分と成長した。
独りで生きていける強さも得た。
能力も扱えるようになったし、キャパも広がった。
そして、これから大きな大きな出来事が起きる。
事件が起きたのは昼。
いつものように騒がしい昼食。
その中で、凛と響く青年の声。
｢父さん｣
皆がそちらに注目する。
いつもは出さないような、怒気を含んだ声。
サッチ｢何だ？｣
｢これ、何？｣
サッチ｢え"…｣
青年＿Aが取り出したのは1枚の写真。
そこには、サッチと女性が腕を組んでいる写真。
それだけなら、まだ良かった。
こんなこと、今まで何回もあったから。
だが、問題なのは、時刻が夜だと言うことだ。
………そういうことである。
見せられたサッチは顔を青くして口をパクパクさせている。
｢そんな鯉みたいな顔しなくていいからさぁ…。とりあえず、表 出 ろ や｣
サッチ｢…ﾊｲ｣
食堂を出ていくAは、何かに耐えている顔をしていた。
甲板で、野次馬が見守るなか、二人は対峙している。
サッチは青い顔、Aは目が笑っていない。
｢…父さんは母さんが飽きたのか？｣
サッチ｢そんなわけあるか！｣
｢あ？そんな言葉誰が信じる！？これで何回目だと思ってんだ！！｣
甲板に怒鳴り声が轟き、サッチは冷や汗をダラダラと流している。
｢…なぁ、もう正直に言えよ。母さんのことも、俺のことも、どうでも良くなったんだろ？｣
サッチ｢それは本当に違う！！俺はちゃんと二人のことを愛してる！！！｣
｢ｯだったら！！！！…だったら…なんで、母さんを、俺を裏切る！？｣
Aの悲痛な号哭。
こんなにも悲しそうなAを、今までに見たことがあっただろうか。
サッチがないのだから、船員は誰も無かった。
これはヤバイんじゃないか？と、野次馬が慌て始めた。
誰かの"オヤジ呼んで来い"、なんて声も聞こえる。
｢あの写真、撮ってからさ。何回も、何回も何回も何回も何回も、何回も！！確認したんだ、父さんじゃないって！！父さんなはずないって！！！｣
サッチ｢A…｣
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柳(プロフ) - たえさん» １週間の間、リクエストの更新まで休ませていただくこと、申し訳なく思っています。ご心配ありがとうございます！全力で治すので、これからもよろしくお願いします！！ (2019年9月26日 17時) (
レス) id: 1a02a166b9 (このIDを非表示/違反報告)
たえ(プロフ) - 私も部活の試合→学園祭準備→中間→学園祭→部活の新人戦→学校の引越し→職業体験→期末とてんこ盛りです(´；ω；｀)風邪、大丈夫ですか？お大事に (2019年9月26日 16時) (レス) id: a62208e6db (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - かみかさん» リクエストありがとうございました！可愛かったと言っていただき光栄です！ (2019年9月15日 8時) (レス) id: 1a02a166b9 (このIDを非表示/違反報告)
かみか - 夏祭りリクした人と同じ人です。可愛かったですありがとうございます！ (2019年9月15日 8時) (レス) id: 50da3a3fb4 (このIDを非表示/違反報告)
たえ(プロフ) - 柳さん» ありがとうございます。お願いします (2019年9月10日 21時) (レス) id: 43ab6882a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳 | 作成日時：2019年5月7日 22時
