調子に乗ったフランスパン ページ32
俺とエースの動きがピタ、と止まる。
エース/A｢｢オヤジ/じいちゃん ！！！｣｣
白ひげ｢グラララララ…強くなったなァ、Aよ｣
｢うん。ありがとう｣
大きな手でグリグリと頭を撫でられる。
じいちゃんは突如、皆に知らせるように、声を張った。
白ひげ｢島が見えたぞォ！！島の酒場で宴だァ！！！｣
｢｢｢ォォォオオオ！！！！！｣｣｣
甲板にいた全員が湧いて、大気を揺らす。
…とりあえず、この氷を何とかしなければ。
エースに溶かすの手伝って貰おう。
"火拳"を撃ってくるとは思わなかったな…。
｢エース、この氷溶かしてくれないか？俺だけじゃ時間が掛かる｣
エース｢おう！任せとけ！｣
炎で氷を包み込み、たちまち溶かしていく。
氷が炎で包まれているその景色は、とても幻想的だった。
氷に炎が反射して、赤くキラキラと光っている。
思わずスマホで写真を撮った。
氷を溶かした後は、甲板の掃除をして、島に降りる準備をする。
隊長と、予算やら買うものやらの話し合いもしなければならない。
他の隊員でも、俺に計算で勝るやつは居ないらしいから、自動的に俺がやっている。
転生する前より頭がよくなったのはきっと気のせいだろう。
｢留守番は要らねェのか？｣
マルコ｢白ひげの旗を掲げている島だからねィ。よっぽどの馬鹿じゃねェ限り、喧嘩吹っ掛けて来たりはしないだろ｣
｢なるほどな｣
それほどまでに、白ひげ海賊団という名前の影響は強いらしい。
知ってはいたが、改めて聞くと自分は凄いところに居るんだな、と思ってしまった。
父親が四番隊隊長ってのは、案外凄いことなのかもしれない。
喧嘩ばかりしてないで、少しは関心を持ってみようか、父親に。…今まで持ったことがない訳じゃないが。まぁ、改めて。
サッチ｢おう、A！今回はお前の帰宅祝いの宴なんだから、覚悟しとけよ！？｣
｢何にだよ。…あ、父さん。今度戦闘訓練でもつけてくれよ。能力者じゃない人間とも戦っておきたい。特に、隊長格で刀を使う人と｣
サッチ｢ビスタじゃ駄目なのか？｣
｢…父さんが良いんだ｣
サッチ｢………そうかそうか！お・れ・が、良いのか！！｣
あ、調子乗った。
…これは宴でめんどくさくなりそうだな。
酒を飲んだ時の父さんを想像して、言わなきゃ良かったか、と心底後悔した。
また無理矢理飲ませられなきゃ良いけど。
昔の記憶が甦
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ライキ - 反応が遅れてしまい、申し訳ありません！更新ありがとうございます！！陰ながら応援させてもらってます！！これからも楽しみにしてます！ (2022年12月4日 19時) (
レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！ (2020年11月16日 16時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 柳さん» 今、フォローさせてもらいました！！！ (2020年11月16日 7時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ありがとうございます！フォロバさせていただきますね！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 明日、Twitter探してフォローさせてもらいます！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳 | 作成日時：2019年10月18日 20時
