俺の秘密 ページ28
その笑みに、緊張していた体の力が、一気に抜けた。
座っていたベッドからズルズルと落ちる。
エースは少し驚いているようだ。
｢ｯはぁぁぁ…………！！ビックリしたぁぁ…。心臓に悪ィよ…｣
エース｢…そんなにか？｣
｢仲間から急にとんでもない秘密明かされる奴の気持ち考えたことあるか？すげェぞ？荒れまくりだからな？
…何か今更実感湧いてきた｣
エースに嫌われなくて良かったという安堵。
本音とはいえ、ずけずけと言っちまったからなぁ。
俺ってこんなビビりだったんだ、情けねェ…。
エースの顔は少しスッキリした様子で、ホッと息を着いていた。
エースも不安だったのか。
そりゃそうだよな、俺よりずっと怖いよな。
｢なんで俺に話してくれたんだ？言いたくなかったんだろ？｣
エース｢Aなら、受け入れてくれるんじゃねェかなって思った。あと、Aに隠し事したくなかったんだ｣
｢なんで？｣
エース｢…俺もよく分かんねェんだけど、Aが他の奴等とは違うように見えて、それがなんか、安心？したっつーか…｣
他の奴等とは違う…？
結構アバウトだな。
転生者だから、エースの本能が反応したのか？
…犬かよ。
まぁ、ロジャーは万物の声が聞くことが出来たらしいし、似たようなものなんだろう。
それがなんで安心に繋がったのかは分かんないけど。
少し考え込んで、俺は腹を括った。
｢へェー。…エースが秘密を話してくれたなら、俺も話さなきゃいけねェな｣
エース｢お前も…？｣
俺の最大の秘密。
誰にも話すことは無いだろうと思っていた。
全てを話すわけにはいかないけど、少しくらい、いいよな？
｢俺、前世の記憶があるんだ｣
エース｢…ゼンセ？｣
あ、そこからですか。
輪廻の話からしなきゃいけないパターン？
これは骨が折れるぞ。
｢あー、えっと、輪廻転生っていって、死んだらその魂は無に帰すんじゃなくて、この世に何度も生まれ変わるっていう考え方なんだ｣
エース｢な、なるほど…？？？｣
｢で、俺にはその輪廻転生する前の記憶があるってこと。つまり、俺の魂の前回死ぬまでの記憶があるんだ。悪いな、語彙力が無くて｣
エース｢…頭痛くなってきた｣
だよな。普通そうなる。
話が壮大すぎて頭が追い付かないんだろう。
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ライキ - 反応が遅れてしまい、申し訳ありません！更新ありがとうございます！！陰ながら応援させてもらってます！！これからも楽しみにしてます！ (2022年12月4日 19時) (
レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！ (2020年11月16日 16時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 柳さん» 今、フォローさせてもらいました！！！ (2020年11月16日 7時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ありがとうございます！フォロバさせていただきますね！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 明日、Twitter探してフォローさせてもらいます！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳 | 作成日時：2019年10月18日 20時
