約束 ページ16
そのあと、母さんは仕事で部屋に慌てて戻り、クザンさんと昼御飯を食べることになった。
｢クザンさん、ありがとうございました。母さんを一人にしないでくれて｣
クザン｢一応幼馴染みって言う立場だから。それに、女を一人で泣かせるような男は男じゃない｣
イケメンかよ。
｢俺、クザンさんの良いとこ取りしたような男になります！｣
クザン｢もしかして俺、7歳に貶されてる？｣
｢そんなことないですよー｣
クザン｢うわ棒だな｣
チッ！バレたか…←
｢いやぁ、だって女好きにはなりたくないし？｣
クザン｢素直でよろしい。…え、なんで知ってるの｣
｢父さんと同じ匂いがするんで｣
クザン｢…家系に犬いる？｣
｢いませんよ、父がフランスパンですけど｣
クザン｢フランスパン｣
こんなふざけた話が成立してることに一番驚いてるのは俺だ。
気付けば夕方になっていて、出るならもう準備をしなければならない時間だった。
｢じゃあ、俺もう行くから｣
ラニア｢元気でね。…フランスパンによろしく｣
｢あァ。…次会ったら殴っとくよ｣
クザン｢気の毒だなァ、フランスパン｣
クザンさんが哀れみの目をどこかに向けていたなんて知らない。
母さんとハグを、クザンさんと握手と"約束"を交わした。
｢母さんを頼みます｣
クザン｢あァ、一人にはしねェよ｣
ラニア｢…？何話してるの？｣
A/クザン｢｢男同士の約束だ｣｣
ガープさんにも見送ってもらい、結果中将2人、大将1人という贅沢な別れとなってしまった。
背中に複数の知らない視線を感じながら船に乗った。
数週間後。
強い日照りと穏やかな波。
グランドラインでは珍しい静かな気候だ。
｢…ヤバイな｣
結局海軍では3人しか会えなかった。
次は原作有名人巡りでもしようかな。
…とか、出向の次の日辺りまでは考えてましたよ、えぇ。
｢グランドラインなめてたな…｣
その次の日に小舟は大破。
食料も僅かしか残っておらず、今はフワフワと浮いている魔法のホウキにまたがっている状態だ。
浮くにしても動源力は俺自身の体力だから、かなり辛い。
例えるなら、タンスの角に小指をぶつけた後、同じところを机の足にぶつけるくらい辛い。
マジでどうしよう。
体力もそんなに残ってないし、あと1時間もすれば海に落ちる。
時速20kmほどで東に今は進んでいる。
何処に着くかは分からないが。
｢なんだ…？あれ｣
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ライキ - 反応が遅れてしまい、申し訳ありません！更新ありがとうございます！！陰ながら応援させてもらってます！！これからも楽しみにしてます！ (2022年12月4日 19時) (
レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！ (2020年11月16日 16時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 柳さん» 今、フォローさせてもらいました！！！ (2020年11月16日 7時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ありがとうございます！フォロバさせていただきますね！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 明日、Twitter探してフォローさせてもらいます！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳 | 作成日時：2019年10月18日 20時
