父さんよりイケメンだったわ ページ15
クザン｢行ったけど？｣
いや、まだ決まったわけじゃない。
証拠だってまだ１つしかないし、決定的と言うわけでもないのだ。
うじうじ考えても仕方ない。
はっきり聞いてみよう。
｢クザンさんから母さんの匂いがするのは何でですか？｣
そう口にした瞬間、母さんの肩が跳ねたのを俺は見逃さなかった。
え、何もないよな？
クザン｢あぁ、それは｣
ラニア｢く、クザン！｣
お？
ラニア｢子供に言わないでよ！｣
クザン｢あれくらい良いでしょーが｣
おお？
ラニア｢嫌よ！親としての面子ってものがあるんだから！！｣
クザン｢しょもねェ面子だなァ｣
おおお？
｢か、母さん…浮気？｣
・・・
クザン/ラニア｢｢は？｣｣
クザン｢……ぶっ！｣
ラニア｢違うわよ！！！なんでそうなるの！！！｣
｢いや、だってマ…知り合いが、父さんから女の人の香水の匂いがしたらそれは浮気だって言うから、逆戻り同じかなって｣
ラニア｢父さんはそうだろうけど、私は違うのよ！！｣
クザン｢A。いいか？お前の母さんはな…｣
ラニア｢ちょっ…！！｣
母さんの制止も虚しく、簡単にクザンさんから真実は語られた。
｢母さんが、クザンさんの肩で泣いた？｣
クザン｢みっともなく、な｣
ラニア｢言うなってって言ったのに…｣
母さんは恥ずかしそうに顔を赤く染めている。
クザンさんが言うには、回収しなければならない書類を貰いに母さんの部屋に入ったら、母さんが泣いていたらしい。
珍しかったのでからかってやったら更に泣いてしまい、しょうがなく肩で泣かせてやった、と。
｢…浮気したのかと思った｣
ラニア｢あんなフランスパンと一緒にしないでよ！｣
クザン｢さっきまであんなに女々しく泣いてたってのに…｣
今は大丈夫そうで良かった。
帰ったらボコボコにしよう。
そのあと、母さんは仕事で部屋に慌てて戻り、クザンさんと昼御飯を食べることになった。
｢クザンさん、ありがとうございました。母さんを一人にしないでくれて｣
クザン｢一応幼馴染みって言う立場だから。それに、女を一人で泣かせるような男は男じゃない｣
イケメンかよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 710人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ライキ - 反応が遅れてしまい、申し訳ありません！更新ありがとうございます！！陰ながら応援させてもらってます！！これからも楽しみにしてます！ (2022年12月4日 19時) (
レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！ (2020年11月16日 16時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 柳さん» 今、フォローさせてもらいました！！！ (2020年11月16日 7時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ありがとうございます！フォロバさせていただきますね！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 明日、Twitter探してフォローさせてもらいます！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柳 | 作成日時：2019年10月18日 20時
