チュートリアルの終了と ページ11
sideキリト
Aとシンタローに思い切って声をかけようと顔を上げた時、頭上から俺の発言を見事に邪魔した非情な声が、
茅場「以上で、ソードアート・オンラインのチュートリアルを終了する。諸君らの検討を祈っている。」
と、ＧＭ…茅場昌彦はチュートリアルの終了を告げ、彼は姿を消した。
始まりの街は何事も無かったかの様に元どうりになり、静まり返った。
“静まり返った”というよりは、誰もがショックで何も話せない、という方が良いだろう。
やがて、その静寂を破る、一人の少女の悲痛な声が、
少女「嫌…嫌だよ…」
ポツリと呟かれ、小さいその声は、静かな“始まりの街”には、十分すぎる程良く響いた。
少女の声が元となり、硬直していた“始まりの街”に混乱が広がり、
ﾌﾟﾚｲﾔｰ1「出せよ！ここから出してくれよ！」
ﾌﾟﾚｲﾔｰ2「嫌だ！ﾀﾋにたくない！もうやめてよ！」
ﾌﾟﾚｲﾔｰ3「こんな冗談もう終わりにして！私もう帰らなくちゃいけないのに！」
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ
混乱に陥ったプレイヤー達の叫び声が合図となって、長い年月に渡る巨大浮遊上の攻略の火蓋は切って落とされた。
その時。
とある“化け物”と呼ばれた少女の瞳が、助けを求める様に儚げに揺れていた。…しかし、その事を知っているのは、同じような境遇に置かれた紅い少年と、
少女の表情を窺うためにその目を覗き込んだ、将来“黒の剣士”と呼ばれる少年だけだった。
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レイミ(プロフ) - うーん、自分友達から借りた小説しか読んでないんだよな… (2017年4月4日 23時) (
レス) id: d252b21d09 (このIDを非表示/違反報告)
三葉 樹乃(プロフ) - 待っていてくださった方、ありがとうございます！かなりの亀更新ではありますが、精一杯努力していきたいと思います。稚拙ながら、最新話を上げさせていただきました。 (2017年4月3日 16時) (レス) id: e17334d226 (このIDを非表示/違反報告)
いちごちょこまかろん - 続きが早く読みたいです！更新頑張ってください！ (2016年1月16日 15時) (レス) id: 06810baf8e (このIDを非表示/違反報告)
フェイタンlove(プロフ) - 楽しみです！更新頑張って下さい！ (2015年11月6日 23時) (レス) id: d50ed268d6 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 続きが気になります！ (2015年11月2日 13時) (レス) id: 9f2547f541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三葉 | 作成日時：2014年11月12日 21時
