気になるあいつ 青×黄 ページ6
流星の職場に淳太君が新人で入ってきた設定
藤井×中間 藤井side
俺は高校卒業と同時に土木の仕事についた。高卒といってもまともに高校にも行かず、すぐに雇ってくれると言ってくれたのは今の社長だった。馬鹿な俺に何回も教えてくれた先輩。この会社には返せないほどの恩がある。ここに勤めてもう3年。やっと色々なことを任されるようになってきた。
今日は道路工事。そして今日から交通誘導員として、新人が入ってくると言っていた。噂に聞く限り、お坊ちゃんが世間を知るために父親に無理やりこの仕事に入れられたと聞いていた。…俺は自分の仕事を馬鹿にされているようであまりいい印象がなかった。
社長「集合っ！今日からアルバイトとして入る 中間淳太くんだ。この仕事は時間が限られている。皆助け合って働くように！」
社長の集合がかかり、みんな集まった。対して興味もなく、俺も集まり社長の横を見ると、さらさらな髪にくりくりとした大きな目。人よりすこし大きい唇はどこか色気を放っており、女の子にしか見えなかった。
淳太「中間淳太です。1週間という短い期間ですが
よろしくお願いします！」
…声を聞くと男の子だ。目の錯覚かというくらい美少女。でも、すこし肩幅が広く、声も低い。俺は女の子が好きだけど、今初めて会った男の子に興味を持ち始めていた。
仕事が始まり、俺はうまく切り替えることができた。集中せなあかんしな。ただ、ちらほら聞こえてくる新人への陰口が気になった。
社員「あの新人、絶対ゲイやで。」
社員「俺、あの子なら抱けるわ〜」
俺は無性に腹が立った。
流星「先輩、黙って仕事してください。」
社員「っな！！ッチ！」
先輩が何か反論をしようとしたが、俺は無言で圧をかけて黙らせた。
きっと、仕事中に無駄な話をしていることに腹が立ったんだ。まだ、腹の底が煮え切らない中その日の仕事を終えた。
淳太「あの！藤井さんっ！！」
帰ろうと準備をしていたら後ろから俺を呼ぶ声が聞こえた。後ろを振り返ると、中間さんがいた。
流星「どうかしましたか？」
淳太「あ、あの…さっきは庇っていただきありがとうございました！」
丁寧にお辞儀をされたが、全く検討がつかない。
淳太「先輩達が俺の陰口言っているのを止めてくださいましたよね？嬉しくて…」
頬を赤くしながら笑う君はとても美しく見えた。俺はドキドキしながらも必死に平然を装い、
流星「ただ当たり前のことをしただけやから」
カッコつけてその日は帰っていた。
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わか(プロフ) - bob_cute_さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ご期待に添えるかわかりませんが、後日談のエピソードを書かせていただきます！ (2021年3月5日 7時) (
レス) id: 9a62f9f41f (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 何気に「必要」のようなお話好きなんでまた書いて欲しいです。 (2021年3月4日 9時) (レス) id: 10fe3ed1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか | 作成日時：2020年12月23日 20時
