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照史と濱ちゃんが重岡を止めてくれた。解放された俺は、酸素を吸うのも一苦労でむせながらも酸素を求めた。
濱田「淳太、もう俺らから解放されたい？」
濱ちゃんの言葉で急に俺の体温が下がったのを感じた。違うと言いたくても自分の今までの身勝手さで言えるはずがない。
俺は黙って頷いた。
もう何もかもどうでもいい。大切な人がいなくなるのは怖くても、これからが楽になる。俺なんかグループにおったら迷惑やもん。
小瀧「なんで、なんでぞんなこといゔん。」
俯いた俺の頭上から水滴が落ちてきた。上を見上げると、みんなが立ちながら泣いていた。一気に抱きつかれ、6人の体重を支えられるわけもなく、みんなで床に倒れ込んだ。
小瀧「淳太ぁ。なんで俺らの愛が伝わらへんねん。ええ加減気づけよ〜。」
桐山「淳太君しか俺の相方はおらんねん。俺を捨てたら死んでも呪うからな！」
濱田「ほんま淳太は甘え下手やな。」
重岡「なんでそんなに自分を責めるん？淳太はすごいんや。誰がなんと言おうと俺らの淳太はすごいんじゃ！」
神山「淳太が自分のこと嫌いでも、俺らはどんな淳太も好きなんやで？」
藤井「淳太は頑張りすぎただけや。ちょっと疲れちゃったんやな？たくさん聞くからゆっくり話して。」
倒れ込んでも俺を離さない。俺の体をみんなの腕が支えてくれる。暖かい。
中間「っおれ、なんの役にも立たなくて…演技もできないし、ツッコミも最近上手くいかん。頭ええのが取り柄なのに、クイズ番組で目立たなくて…俺なんて足手まといなんかなって。」
俺は涙と共にポロポロと言葉を紡いだ。ゆっくり時間をかけて、泣きながらで聴きづらいはずなのに、メンバーは頷きながら一緒に泣いてくれた。
中間「みんなの活躍が嬉しいのに、俺だけ置いてかれる気がして。…寂しいよぉ。」
俺は寂しかったんや。口にして初めて自分の感情を理解した。
重岡「俺らは、俺らだって淳太が遠く行く気がして怖かったんやぞ！」
中間「え？」
藤井「寂しかったんやな。寂しい思いさせてごめんな。」
神山「もう〜淳太可愛いな。ほんまそんなとこも可愛いわ。」
濱田「ほんま俺らの最年長は甘えるの下手くそやな。俺らにくらい甘えてや。」
小瀧「俺が淳太のええとこ100個いう！いや、でもトータルしたら全部好きやねんけど！」
桐山「淳太君の代わりなんておらん。どんな淳太君でも俺らの大切な人なんや。」
「「「「「「愛してるで、淳太」」」」」」
中間「みんな、ありがとう。」
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わか(プロフ) - bob_cute_さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ご期待に添えるかわかりませんが、後日談のエピソードを書かせていただきます！ (2021年3月5日 7時) (
レス) id: 9a62f9f41f (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 何気に「必要」のようなお話好きなんでまた書いて欲しいです。 (2021年3月4日 9時) (レス) id: 10fe3ed1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか | 作成日時：2020年12月23日 20時
