続き ページ24
中間side
みんな揃って俺の家でどんちゃん騒ぎ。この時間はすごく楽しい。さっきまでの不安が嘘かの様に消え行くのを感じた。ここでは何をしても許される。みんなが変わらずに笑ってくれるだけでいい。
さらに雰囲気が緩くなったことで、皆んなが酔ってきたことがわかった。
桐山「淳太君！酔ってきたやろ？！水飲み。」
中間「俺は酔ってへんよ。まだまだ飲めるわ！」
藤井「酔ってるやつは大体酔ってへん言うねんな。」
重岡「確かに！！」
小瀧「片付けるわ。」
神山「やばい、のんちゃんも酔ってるわ。」
濱田「お酒は大変やな〜。」
がははと笑っている皆んなに釣られて俺も笑う。あぁ、心から笑うのはいつぶりだろうか。みんなの意図はわかっている。俺が落ち込んでいると思って慰めてくれようとしているんだと思う。
中間「…俺なんかのせいで。」
重岡「俺なんかなんて言うなやっ！！」
突然しげが大きな声で叫び、俺は目を見開いた。声に出してたんや。しげがマイナスな言葉を口にすると怒る性格なのは知っていた。俺のせいで空気を悪くさせたんや。みんなの目が俺を刺す。のんちゃんや神ちゃんは泣きそうな目で見てきて、照史なんか泣いている。流星と濱ちゃんは苦しそうに顔を歪め、大声を出したしげは顔を真っ赤にして呼吸を整えている。
中間「みんなそんな顔しやんでや。…今日はここまでにしよか。」
重岡「あかん！今日こそ淳太を前みたいに笑わすんや！」
中間「…いつも笑ってるやん。」
桐山「ちゃう！最近の淳太君は毎日泣いてるんよ！」
小瀧「嘘がつけない淳太が俺らを騙せる思った？」
中間「なんで、大体俺が泣いてようがお前らに関係ないやろ！」
俺は立ち上がり叫んだ。みんなの顔が見れない。涙でいっぱいに溢れて視界がぼやけることがこんなに安心するんや。酷いことを言ってみんなを傷つけた。ほらな。俺なんかいらんねん。みんなもきっと俺のことを捨ててくれる。みんな優しいから俺のこと要らないなんて言えないだけや。
濱田「それ本気で言ってるんか？」
中間「本気やで。俺はこれっぽちの人間なんや！」
神山「ちゃうよ！淳太はすごいんや！」
藤井「なんでそんなに自分を責めるん？」
重岡「っふざけんなや！淳太がいつまでもイジイジしてるから、っお前が俺らの淳太を馬鹿にするなや！」
勢いよくしげは俺の襟を掴んだ。勢いよく掴まれたお陰で、体を倒され腰も痛い。首が締まり呼吸もしにくい。
いっそのこと俺を解放して欲しい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わか(プロフ) - bob_cute_さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ご期待に添えるかわかりませんが、後日談のエピソードを書かせていただきます！ (2021年3月5日 7時) (
レス) id: 9a62f9f41f (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 何気に「必要」のようなお話好きなんでまた書いて欲しいです。 (2021年3月4日 9時) (レス) id: 10fe3ed1ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わか | 作成日時：2020年12月23日 20時
