必要 虹×黄 ページ23
黄色さん病んでます。とりあえず、メンバーから愛されていて欲しい。
＊
俺ってなんのためにおるんやろ。最近になり自分がジャニーズWESTに必要なのか考えるようになった。高学歴で、ブレイン担当。グループ内の唯一のツッコミ担当。俺はそれだけでこのグループから必要とされている気がした。…なのに、最近になって他のメンバーの活躍が目に入る。素直に嬉しい反面、自分が必要かを考える様になった。俺は毎日眠れずに、睡眠薬に頼る。それでも、眠れない。ボーッとしたまま、朝になっていた。
中間「…今日、休もうかな。」
自分の部屋でぽつりと呟く。誰もいないのに、誰にも聞こえないくらいの声量で。それでも、サボる勇気もでないで準備を始めた。
…行きたくない中、自分の車でテレビ局へと向かった。メンバー全員でのお仕事。心の中では、不慮の事故にでも遭わないかと願いながらも無事に着いてしまった。メンバーに少しでも会わないために、予定の時間より若干後に入る。
重岡「淳太ぁぁぁぁー！おっそいわ！！」
桐山「淳太君おはよう。珍しいな。」
神山「どしたん？具合でも悪い？」
メンバー全員が揃っていた中、心配そうに俺の顔を見てくる。心配なんかしないで。自分が惨めに感じるから。俺は無理をして明るく振る舞う。
中間「大丈夫。ちょっと道が混んでただけやねん。急いで準備するから。」
メンバーの顔が見れなくて、俺は急いでその日の撮影を終え帰りの準備をした。…今日もあかんかった。ツッコミもできない、期待されたことに応える事ができなかった。虚しさからみんなに背を向けながらも涙が溢れてきそうだった。
中間「ほな、先帰るわ。」
濱田「なぁ、淳太。この後飲みに行かへん？」
俺が扉に手をかけた時に、後ろから濱ちゃんの声が。まぁ、俺が一番最初に帰ろうとしたから当たり前なんやけど。
中間「今日車で来たんねん．また今度な。」
重岡「じゃ、淳太の家で飲むか〜！」
藤井「俺も行く。」
神山「俺も〜。食材買ってかななんもないやろ！」
濱田「じゃぁ、俺お酒買ってくわ！」
小瀧「俺、濱ちゃんの付き添い！」
桐山「淳太くん、諦めぇ。」
照史が俺のことを泣きそうになりながら見ている。照史の言いたいことはわかるよ。みんな優しいから。俺だってメンバーのこと大好きやのに、その分自分を嫌いになる。俺はずっと照史の目を見た。だめや。心配かけたらあかんな。いつも通りに振る舞おうと、俺は了承した。
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わか(プロフ) - bob_cute_さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ご期待に添えるかわかりませんが、後日談のエピソードを書かせていただきます！ (2021年3月5日 7時) (
レス) id: 9a62f9f41f (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 何気に「必要」のようなお話好きなんでまた書いて欲しいです。 (2021年3月4日 9時) (レス) id: 10fe3ed1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか | 作成日時：2020年12月23日 20時
