君の匂い 紫×黄 ページ12
リアル設定 濱田×中間 中間side
＊
俺を後ろから抱き抱えるような形で大の大人2人が床に座っている。ソファとテーブルの間に挟まれて、俺の彼氏である濱田と密着する形になる。…嬉しいけど、恥ずかしいわ。
一緒に住んでいて、仕事で会えない日もあり今日は3ヶ月ぶりに一緒のお休みの日。やることもないので、俺はテレビを見ている。慣れた沈黙も気持ちいい。と思っていたが、
中間「崇裕。鼻息うっさいねんけど。」
濱田「え？そんなことないやろ。気のせい気のせい」
そんなことない言われても、真後ろからすごい鼻息の音と風を感じる。
俺の首の匂いを嗅いでいるんだと思うけど、いくら彼氏だろうが真後ろに変態がいると思うとぞっとする。
中間「なぁ、離れてや。そろそろこの体勢疲れた」
濱田「うーん、じゃぁあと10分だけ」
中間「いやや、崇裕の10分は1時間やもん。」
濱田「でもまだくっついてたい。」
駄々をこねて粘る崇裕。終いにわ俺の頸に唇を落としている。
崇裕の体温を感じるたびに俺の体はビクビクし熱り始める。
中間「やめて。」
濱田「じゃぁ、意地でもどけばええやん。」
こんな意地悪を言われ、力尽くでも抱こうとしても腰をガッチリと支えられて動けない。この筋肉バカめ。
諦めの悪い俺は崇裕への仕返しを考える。体を無理矢理にでも反対へと向け、崇裕と顔を向い合わせる形になる。…恥ずかしい。
濱田「どしたん？頸やなくて口にキスして欲しいん？」
ニヤニヤと笑いながら崇裕の手がいやらしく俺の腰をなぞった。
中間「もう怒った。同じことしてやる。」
そう言って俺は濱ちゃんの首へと顔を沈め、匂いを嗅ぎまくる。濱ちゃんの匂いは石鹸のいい匂いで俺の好きな匂い。匂いを嗅ぎながら、たまに唇を落とす。
あまりに本人は静かで顔を上げると、耳まで真っ赤にしながらニヤニヤしていた。
中間「なんやねんその顔」
濱田「いや、淳太から積極的なことってあんまないから。…これ結構恥ずかしいな(笑)」
中間「せやろ？わかったなら今度からやめてや」
そう言って俺は立ち上がろうとする。が、体が動かない。濱ちゃんがまだ腰を掴んでいる。
濱田「そんな焦んなや。」
中間「は？」
濱田「わかってる、ベット行きたいんやろ」
そういいながら俺をお姫様抱っこした。
中間「ちゃう！なんもわかってへんやん！」
濱田「もう、恥ずかしがり屋やな」
にっこにっこで寝室へと連れて行かれ、次の日の仕事は使い物になりませんでした。
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わか(プロフ) - bob_cute_さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ご期待に添えるかわかりませんが、後日談のエピソードを書かせていただきます！ (2021年3月5日 7時) (
レス) id: 9a62f9f41f (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 何気に「必要」のようなお話好きなんでまた書いて欲しいです。 (2021年3月4日 9時) (レス) id: 10fe3ed1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか | 作成日時：2020年12月23日 20時
