悪戯っ子の愛 赤×黄 ページ3
リアル設定 付き合ってません
重岡×中間 重岡side
俺はいつだって君の視界に入りたくて、悪戯をする。だって君は周りの人に好かれるから。穢れを知らない君はいつだって綺麗で。大きな瞳に俺を写したくて。今日も君に悪戯をする。
淳太「重岡ぁぁぁ！お前ええ加減にせえよっ？！」
楽屋に淳太の声が響き渡る。メンバーはいつものことのようになんの反応もない。
淳太「俺のカバンの中に虫のおもちゃ入れるなって言うてるやろ！何回目やねん！」
おもちゃだろうが虫に触れることができない淳太はカバンごと俺に押し付けてくる。
重岡「あひゃひゃひゃ！そんなん言うんやったら自分でおもちゃとりーや」
笑いながら俺は楽屋を走り回った。淳太はカバンをもち俺を追いかけてくる。追いかけてきてくれることが嬉しくて、つい毎回この悪戯をしてしまう。
そう思って走っていると、後ろで大きな音が聞こえた。
淳太「いった！！」
淳太が何もないところで転んでいた。
重岡「なんで何もないところで転べるん？！」
俺はツッコミをしながら大笑いをした。メンバーも笑いながら、淳太を見ている。
照史だけは、淳太に駆け寄り立たせてあげていた。
照史「淳太君、大丈夫？痛いところない？」
淳太「大丈夫やで、照史ありがとう」
さすがはずっと一緒にいるだけある。2人は夫婦のような雰囲気をだす。こんなとき、俺が今の照史のように手を差し出していたらこれからの未来が何か変わるのかと思う。思うだけで、実際はできんけど。
照史「こら！しげ！！淳太君をいじめないの！」
照史はさっきの優しい表情とは打って変わって、俺を怒った。淳太も後ろで加勢している。
重岡「ごめんな淳太。」
転ばせてしまった事実は変わらないから素直に謝った。
淳太の怒りも収まったみたいで、ケロッと笑っている。そしてもうみんなの輪の中へ行ってしまった。
…ほら、結局君は普段の俺のことを見てくれないじゃないか。
俺は拗ねて1人離れたところでソファに腰をかけると、隣にが神ちゃんが来てくれた。
神山「なぁ、しげ。ずっとしげとシンメでやってきたから、俺なんとなくしげの考えていることわかるよ。でも、今のままだと淳太に気持ち伝わらへんで？」
神ちゃんの顔を見れば真剣に俺のこと思ってくれていることはわかった。でも、俺は子供だ。今だって、何にもわからない戯けた顔をしてはぐらかそうとしている。そんなことを察した神ちゃんはため息を一つ吐き、メンバーの元へ向かった。
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わか(プロフ) - bob_cute_さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ご期待に添えるかわかりませんが、後日談のエピソードを書かせていただきます！ (2021年3月5日 7時) (
レス) id: 9a62f9f41f (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 何気に「必要」のようなお話好きなんでまた書いて欲しいです。 (2021年3月4日 9時) (レス) id: 10fe3ed1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか | 作成日時：2020年12月23日 20時
