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ああ。届かない。
どこまでも沈んでいけるとおもった。
『なんで？』
『私。好きな人はいるけど付き合ってはいません。』
「いつから嘘つきになったのかしら。」
写真を１枚取り出し、机に置いた。
「この写真をみても？」
私とショウくんが手を繋いでいる写真。
服装からしてクリスマスの日。
これを撮ることが可能だったのは、
あの日早く帰ってきたママと、
組織の人間と、
勝利くんだけ。
何かが音を立てて崩れていった。
パァンと乾いた音が鳴り響いた。
あまりの痛さに頬を抑える
「A、ふざけないでちょうだい。」
「もういいわ。貴方には失望した。狭山。今すぐあの手配をして。」
『手配……？』
「先延ばしにしようと思っていたけどもう限界よ。2人か18歳になったら婚約させます。」
え、え、え、、、、、、、
『嫌よ！私にだって、好きな人と幸せになる権利はあるの！嫌よ。絶対に嫌！』
「うるさい！」
『私だって！！』
「A！」
『私は！あなたのお人形さんじゃないの！』
「うるさい！狭山。Aを抑えてちょうだい。あの部屋に連れて言って。」
『嫌よ。辞めて！』
スカートが何度も揺れる。
ああ。届かない。
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花椰(プロフ) - マナフィーさん» はじめまして！マナフィさん。お気に入り登録ありがとうごさいます。面白いと思って下さる事が1番嬉しいです！拙い表現、文章ですがこれからも応援よろしくお願いします！ (2017年8月14日 17時) (
レス) id: 4dbe96d054 (このIDを非表示/違反報告)
マナフィー(プロフ) - お気に入り登録させていただきました！とても面白いです！早く続きがみたいです！ (2017年8月14日 16時) (レス) id: cc15705e31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花椰 | 作成日時：2017年8月10日 11時
