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『おーい、みんなー！望月さん連れてきたで。』
「やったー」
「マジで！？」
「Aちゃん！、こっち来て！」
『え、？う、うん。』
不安そうな視線を投げかけたのに、平野くんは満面の笑み。勝利くんも遠くから笑ってるし。
「これどうやってやんの？」
『こうじゃないかな？』
坂本さんが長い爪を色とりどりに塗った綺麗な手をハケに伸ばす。
「Aちゃんってさ、ショウの事好きなの？」
『ま、まさか！』
「へぇー。」
『うん。』
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『お、終わったぁ！』
あの後坂本さんは1人でトイレいくとかいって帰ってこないから、1人で進めた。
大変だったけど、なんか初めて青春を感じた。
『望月さん、？』
『あ！見て平野くん！』
「はぁ！？何これ。」
体育祭と大きく書かれたその看板は、完成図と全く同じで、昔から絵は得意だから、間違っているはずもないのに。
「望月さん、これ本当に完成図みた？」
頭が真っ白になり始めた。
呆れ顔のみんな。
「もぉー。困るんだよね。」
「やり直しかよぉー！」
そこへ坂本さんがトコトコとやってきて、
「これね、準備係しか知らなかったんだけどね、Aちゃんがやってくれたのは、ボツになった案なの、」
嘘でしょ？
こんなこと有り得る、？
蘇るあの日の記憶。、
全てを拒絶され、仲間はずれにされたあの日。
『ごめんなさい。』
これ以上折れないくらい体を折って謝る。
「まぁー仕方ないよな。」
「居残りかぁ。」
『ごめん、ごめんなさい。私が今日残って1人で終わらせるから。』
『いやいや、オレ手伝うよ。』
『いいの。私がぜんぶ悪いから。』
平野くんが気を使ってくれたけど、申し訳なさすぎる。
フラフラとして、無気力になった。
誰か途中で教えてくれたら良かったのに。
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花椰(プロフ) - マナフィーさん» はじめまして！マナフィさん。お気に入り登録ありがとうごさいます。面白いと思って下さる事が1番嬉しいです！拙い表現、文章ですがこれからも応援よろしくお願いします！ (2017年8月14日 17時) (
レス) id: 4dbe96d054 (このIDを非表示/違反報告)
マナフィー(プロフ) - お気に入り登録させていただきました！とても面白いです！早く続きがみたいです！ (2017年8月14日 16時) (レス) id: cc15705e31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花椰 | 作成日時：2017年8月10日 11時
