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「腹減ったから飯食べるか」
悟くんの一言で水族館にあるレストランに向かった。
ちなみにイルカショー観ました。
私は濡れるのが嫌で、後ろの列にしようと提案したけど悟くんが嫌だといい1番前。
びしょ濡れ。
やってくれたな五条悟、と苛立ちを少し持ちながらも歩いてレストランへ向かった。
..
『私は、このシャークカレーにしようかな。
悟くんは?』
昼時だというのに、たまたまレストラン内は空いていてすんなりと中に入ることができた。
私は性格上、あまり悩まない人間だけど、
悟くんは少しメニューと睨めっこ。
あれ、予想ではすぐ決めるタイプかと思ってたのに。
「俺、のどぐろ天ぷらと、ワッフルとパンケーキと、あんみつ」
『あ、全部頼む感じね…』
「なんか言ったか?」
『いや、ただ身分格差について考えていただけです…』
「お前頭大丈夫か?」
呼び出しボタンを押すと、可愛らしい制服を見に纏った女の人がきた。
悟くんの姿を見て目をハートにさせてるけど、悟くんは気にかける様子もなく私の分まで頼んで、注文を済ました。
「お前さ、ほんとに高専来ねぇの?」
『何、突然』
ご飯を待っている間、
向かいに座っている悟くんが口を開いた。
「だってよ、今も見えてんだろ?」
『んー…まぁね』
てか、こんなパンピーたちがいるようなところで呪霊?やら呪術の話をしていいのかも疑問なんだけど、
いざとなったら悟くんのせいにすればいいしね、うん。
私は少し頭を悩ませて。
『行く気は、無いと思う…』
「だから、なんでだよ」
損はねえだろ、と。
確かに行けば、危険は伴うかもしれないけど、聞いたところ給料も良いみたいだし、呪霊を倒す術も教えてもらえる。
けど、私は。
『他人まで気遣えるような善人じゃないよ』
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般若様 - 面白かったです。他の作品も見に行きますね。 (2022年3月31日 1時) (レス) @page36 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇最高 - 自分が探し求めていたような小説を見つけられました!ありがとうございます!!!!! (2021年11月20日 0時) (レス) @page36 id: 243594f76c (このIDを非表示/違反報告)
呪術、魔入間、魔主役、東方、東リベ大好きです(・д・) - この小説大好きです! これからもお体に気をつけて頑張ってくださいm(_ _)m (2021年10月8日 6時) (レス) @page36 id: 63dcc81372 (このIDを非表示/違反報告)
ドルチェ - 高専時代の悟君が好きすぎて…!尊いが渋滞している (2021年4月10日 22時) (レス) id: 70ead44d6a (このIDを非表示/違反報告)
ドナルド(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!!更新されるたびに食い入るようにみてます笑 これからも応援してます!! (2021年3月31日 14時) (レス) id: d7cf4abf04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しずく | 作成日時:2021年3月26日 20時