. ページ9
.
『あー、みんなに迷惑かけちゃったな…』
自販機で好きなココアを買って、呟く。
なんかそのまま五条先生へのチョコも持ってきちゃったし。
めっちゃ落ち込んで、空気悪くしてもうやばいやつでしょ私。
仕方ない、罪滅ぼしとしてみんなに飲み物奢るか。
ピッ、ピッと、悠仁、恵の順番に2人が好きそうなジュースを買う。
『後は、野薔薇の分…』
野薔薇は紅茶とかでいいか、そう思って中央列の紅茶を押そうとした。
刹那、
押してもいないのに、ピッという機械音が聞こえる。
「僕これね」
『ご、じょう先生…』
あぁ、最悪だ、今1番会いたくない人に会っちゃった。
一瞬私は顔を歪めたが、すぐに笑顔を作る。
『先生、生徒のお金で飲み物買うって教師としてやばいですよ』
「えーいいじゃん、これぐらい」
いや、よくねえよと言いたいところだけど、
変に喋って気付かれたら困るのでグッと堪えておく。
当の本人は甘そうなカフェオレを飲んで、
やっぱこれだよねーと機嫌が良さそう。
よし、このまま自然に教室に戻ろう。
『五条先生、私教室戻りますね』
そういってベンチから立ち上がる
が、
『うおっ!?』
ぐいっと引っ張られる腕。
引っ張ったのは紛れもなく五条先生で、中々強い力で引かれ、私は五条先生の腕の中にすっぽりと入った。
『ちょ、先生、ここ学校…!』
「Aさー」
すぐに腕の中から抜けようとするが、力を込められて、抜けれず、五条先生が口を開いた。
「僕に何か隠してる?」
.
2930人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「夏油傑」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なち(プロフ) - 楽しい作品読ませていただいてます!ありがとうございます。本当ならここで作品の感想とか書くのでしょうが、頭痛の表現がめちゃくちゃ共感してしまい衝動的にコメントしてます。。除夜の鐘を鳴らされてる気分本当に共感しかないです!これからも読ませていただきます! (12月3日 0時) (レス) @page29 id: 95ed38705c (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - リサっペさん» 返信遅くなり、大変申し訳ありません。続編はこちらの都合上削除させていただきました。更新がうまくできておらず、URLが貼られている状態になっていました。申し訳ありませんでした。 (2021年6月26日 19時) (レス) id: 467d149bfa (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 続編のUR Lとべません!! (2021年6月6日 21時) (レス) id: 8897e851e9 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 黒蝶 かぐやさん» 返信遅くなり申し訳ありません…!!なるほど!めちゃくちゃ良い案ありがとうございます…!!!使う機会がありましたら使わせていただきます(_ _)ありがとうございました〜! (2021年4月17日 15時) (レス) id: 467d149bfa (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶 かぐや - すいません。色々と考えてみたんですが、火を使っているとのことなので...こんな感じです。 (2021年4月2日 10時) (レス) id: 57d0ae7b34 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しずく | 作成日時:2021年2月15日 19時