勘違い ページ39
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「おや、Aじゃないか」
『お久しぶりです、冥さん』
交流戦直前、忘れ物を思い出し、事務室に行く途中、冥さんと遭遇。
相変わらず綺麗なことで。
「悟との関係はどうかな？」
『ブッ…！
な、なんで五条の名前が出てくるんですか…！！』
思ってもいなかった発言で吹き出してしまう。
冥さん自身は、その反応はそういう意味かい？とニヤニヤしてるし。
『冥さんに隠しても意味ないですからね、まぁ想像してる通りです』
「いつくっつくのかと楽しみにしてたんだよ。
私はAのことを尊重するよ」
『いくら出せば、ですか？』
「ふふっ、可愛い後輩の恋路なんだ。
高くはつけないよ」
『あ、ださなくていいよとかじゃないんですね』
こういう時でも冥さんは冥さんだからなんか安心。
これで出さなくて良いって言われたら重い病気なんじゃないかと心配する。
『ちなみに、歌姫先輩には言いました』
「なんだ私が最後だったのか」
はぁ？？アンタ本気！？？って大声出されたけど、私も本当に思う。
まじで言ってんのか自分って。
冥さんと2人で話しながら歩いていると、教員が待機する部屋の前に着いた。
多分中には歌姫先輩と五条がいると思う。
何も気に止めず、ドアを開けようとすると何か2人の話し声が聞こえる。
なんとなくその声に耳を澄ました。
「アンタ、Aのこと、どう思ってるのよ。
返答次第じゃただでおかないわよ」
「何急に。
Aのことは別に__」
別に、の後からはよく聞こえなかったけど、声のトーン的に五条が私のことを何とも思ってないことがわかった。
これだけでも、私を苦しめるには十分だったのに。
「んで、話の続きだけど、高専に呪詛師…或いは呪霊と通じている奴がいる」
ガーンと頭をつかれたような感覚が響く。
くだらない、自分だけだって思ってたのが馬鹿みたい。
「京都側の調査は歌姫に頼みたい」
私には何も頼まなかったじゃん。
私だけじゃないじゃん。
好きなのは歌姫先輩なんじゃん。
頭の中で嫉妬や、悲しみといった感情が混ざり合う。
あぁ、ダメだ泣きそうだ。
この場から逃げ出そうか？と思った直後
「失礼するよ」
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なち(プロフ) - 楽しい作品読ませていただいてます！ありがとうございます。本当ならここで作品の感想とか書くのでしょうが、頭痛の表現がめちゃくちゃ共感してしまい衝動的にコメントしてます。。除夜の鐘を鳴らされてる気分本当に共感しかないです！これからも読ませていただきます！ (12月3日 0時) (
レス) @page29 id: 95ed38705c (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - リサっペさん» 返信遅くなり、大変申し訳ありません。続編はこちらの都合上削除させていただきました。更新がうまくできておらず、URLが貼られている状態になっていました。申し訳ありませんでした。 (2021年6月26日 19時) (レス) id: 467d149bfa (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 続編のUR Lとべません！！ (2021年6月6日 21時) (レス) id: 8897e851e9 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 黒蝶 かぐやさん» 返信遅くなり申し訳ありません…！！なるほど！めちゃくちゃ良い案ありがとうございます…！！！使う機会がありましたら使わせていただきます(_ _)ありがとうございました〜！ (2021年4月17日 15時) (レス) id: 467d149bfa (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶 かぐや - すいません。色々と考えてみたんですが、火を使っているとのことなので...こんな感じです。 (2021年4月2日 10時) (レス) id: 57d0ae7b34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しずく | 作成日時：2021年2月15日 19時
