上の連中 ページ22
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『ははっ、何もできてねえじゃんか』
私が寝ていたベッドのカーテンを挟んで横に、悠仁は横たわっていた。
私はまだ1人では立てないため、五条の肩を借りて立っていた。
『何もできなかった』
「A」
『もう何やってんだろ私』
「Aやめろ」
『ただの使えないやつじゃんか』
「Aいい加減にしとけ」
『…ごめん』
顔を見なくても五条が怒ってるのがわかって、口を閉じた。
「Aのせいで悠仁が死んだわけじゃない。
相手が悪すぎた。
それに、恵が生きてる、それだけで凄いんだよ」
そういって、私の肩に置いていた手をぐっとひき、距離を縮めた。
「そうだA、悟の言う通りだ」
「Aさん…!すみません私のせいで」
『硝子、伊地知』
いつの間にか医務室に入ってきていた2人に驚きつつも、少し不安が取り除かれた気がした。
「それで、伊地知。
わざとでしょ」
「と、仰いますと」
「特級相手。
しかも生死不明の5人救助に、一年派遣はあり得ない
Aが来てなかったら全員死んでただろうね」
そう伊地知に向かって喋る五条はいつの間にか目隠しをつけていた。
が、その上からでも分かる怒りよう。
さっきの私への怒りは説教って感じだけど、今のは本当の怒りって感じで、少し怖い。
「犯人探しも面倒だ。
上の連中全員殺してしまおうか?」
伊地知が怯えた表情に変わり、
医務室の雰囲気も重くなる。
『やめとけ五条。
お前が手を汚す必要はないし、後で私が上層部に行ってくる』
「怪我してんのにどうやって行くんだよ」
『伊地知に送ってもらう』
「(私…!?)」
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大量更新日です今日
最近本誌の方辛すぎて夢小説にしか目を向けてません、ほんと辛い…
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なち(プロフ) - 楽しい作品読ませていただいてます!ありがとうございます。本当ならここで作品の感想とか書くのでしょうが、頭痛の表現がめちゃくちゃ共感してしまい衝動的にコメントしてます。。除夜の鐘を鳴らされてる気分本当に共感しかないです!これからも読ませていただきます! (12月3日 0時) (レス) @page29 id: 95ed38705c (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - リサっペさん» 返信遅くなり、大変申し訳ありません。続編はこちらの都合上削除させていただきました。更新がうまくできておらず、URLが貼られている状態になっていました。申し訳ありませんでした。 (2021年6月26日 19時) (レス) id: 467d149bfa (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 続編のUR Lとべません!! (2021年6月6日 21時) (レス) id: 8897e851e9 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 黒蝶 かぐやさん» 返信遅くなり申し訳ありません…!!なるほど!めちゃくちゃ良い案ありがとうございます…!!!使う機会がありましたら使わせていただきます(_ _)ありがとうございました〜! (2021年4月17日 15時) (レス) id: 467d149bfa (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶 かぐや - すいません。色々と考えてみたんですが、火を使っているとのことなので...こんな感じです。 (2021年4月2日 10時) (レス) id: 57d0ae7b34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しずく | 作成日時:2021年2月15日 19時