撫でる撫でられる ページ21
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ゆっくりと目を開くと光の眩しさでもう一度つぶってしまいそうになる。
天井的に医務室か…。
ゆっくりと体を上げる。
『うわっ…！？ッた〜…』
丁寧にかけられていた毛布のその上に
白いふわふわとした髪が乗っかってる。
ビックリして大声を出すと、頭がガンガンと響く。
頭の響きが治り、そっとふわふわに触ると、ピクッと動いて手を止めるが、それ以上反応はなく、上にあげる。
『ご、じょう…』
目を伏せて、眠っている五条の顔が現れた。
目隠しはしてなくて、綺麗なまつ毛に目を奪われた。
『黙ってればいいのに』
本能的にかゆっくりと頭を撫でる。
指と指の間に細い髪の毛が通る。
その感覚が気持ちよくて何分かずっと撫でていると、五条がまたピクッと動き、ゆっくりと目を開けた。
綺麗な青色と私の目が合う。
『お、おはよう、ごじょ、ぅわっ！！』
190の巨体にギュゥっと抱きつかれる。
ふわりと甘い匂いが鼻を掠める。
「A、」
『ちょ、くるしっ…』
そういっても五条は聞く耳を持たず、ぎゅーっと抱きついたまま。
こりゃあ、退いてくれないな。
「何で無理した」
『いや、別に、無理したわけじゃ』
五条のトーンが下がってヒュッとなる。
多分怒ってんだろーなー
「Aが保護された時、口から血は出てるし、骨ボロボロだし、生きてるのが不思議なくらいなんだけど」
『あーやっぱ骨ボロボロだった？』
「ねえ、真面目に聞いてんの？」
『聞いてる聞いてる』
はぁ、と五条がため息をついたのが聞こえ、そっと温もりが離れる。
五条の目とまた合う。
「あんま無理すんなよ」
『…できたらね』
「A」
『わかったよ、無理しない』
そういうと頭を撫でられる。
何すんの、と聞けば、さっきの仕返しとベロを出して言われる。
『あ！！、いった…』
「ちょっと、平気？」
『うん、へーきへーき。
恵と野薔薇と悠仁は？？』
自分の怪我で忘れていたけど、1年生3人が心配。
「恵と野薔薇はもう起きてるよ。
悠仁は__」
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なち(プロフ) - 楽しい作品読ませていただいてます！ありがとうございます。本当ならここで作品の感想とか書くのでしょうが、頭痛の表現がめちゃくちゃ共感してしまい衝動的にコメントしてます。。除夜の鐘を鳴らされてる気分本当に共感しかないです！これからも読ませていただきます！ (12月3日 0時) (
レス) @page29 id: 95ed38705c (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - リサっペさん» 返信遅くなり、大変申し訳ありません。続編はこちらの都合上削除させていただきました。更新がうまくできておらず、URLが貼られている状態になっていました。申し訳ありませんでした。 (2021年6月26日 19時) (レス) id: 467d149bfa (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 続編のUR Lとべません！！ (2021年6月6日 21時) (レス) id: 8897e851e9 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 黒蝶 かぐやさん» 返信遅くなり申し訳ありません…！！なるほど！めちゃくちゃ良い案ありがとうございます…！！！使う機会がありましたら使わせていただきます(_ _)ありがとうございました〜！ (2021年4月17日 15時) (レス) id: 467d149bfa (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶 かぐや - すいません。色々と考えてみたんですが、火を使っているとのことなので...こんな感じです。 (2021年4月2日 10時) (レス) id: 57d0ae7b34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しずく | 作成日時：2021年2月15日 19時
