【呪術廻戦】あ、私上層部です。【五条悟】

上層部 ページ1

五条side


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「そういえば、五条先生ってよ」


「ん？なーに、悠仁」







授業が終わり、1年の教室を出ようとしたら、
ふと、悠仁に声をかけられたから足を止める



この後夜蛾学長に呼ばれてるけど仕方ないよね


生徒からのお話を無視するのはよくないし








「先生って、めちゃくちゃ上層部の人間たち嫌いじゃん？

なんで？」









悠仁がそういった途端教室の空気が変わった。




ギョッとした顔で悠仁をみる恵。

うわっと引いた顔でみる野薔薇。

そして、思わず吹き出ししまう僕。









「アンタね、ほんと馬鹿！！」


「こればっかりは釘崎に同意だ」


「はっ！？なんで急に馬鹿扱い！！？
先生も笑ってないでなんか言ってよ！」


「ふっ…、ごめんごめん、悠仁」









あんまり上層部のことは呪術師達は口に出さない


なんでかって、言われると説明しにくいけど、
なんとなく？喋んない方がいいよー的なやつ？



僕は知らないけどそんな暗黙なルールなんて。









「だから、暗黙なルールなの！
空気読めこの馬鹿！！」


「馬鹿馬鹿酷くね！？？」


「はいはい、ストーップ」









僕の横で
野薔薇に暴言を吐かれまくってる悠仁をとりあえず擁護








「よし、呪術界に入って日が浅い虎杖悠仁くんに、
GTGの僕が、呪術界の上層部の話をしてあげましょう！」


「お！まじで！！」









そう言った途端目をキラキラと輝かせ食い付いてくる悠仁。




とは対照的に








「…いいんですか、五条先生。
そういうのって軽いノリで言っちゃいけないものだと思うんですけど」


「いいんだよ恵。
そんな堅っ苦しかったらつまんないでしょ」


「ほっとけ、伏黒。
馬鹿には馬鹿が丁度いいわ」









あれ？ひょっとして今僕貶された感じかな？？

でも気にしないで話を進める









「まあ、簡単にいうと上層部はクズな訳」


「ん？」


「古〜い考えしか持ってないお爺ちゃん達の集まり。

悠仁の事も死刑にするのは、呪いとして祓う為だとか言ってるけど、実際は自分たちが怖いからってだけだよあの老ぼれ達は」


「あー…まぁ、それは何となくわかってた」


「ってことで総じてクズ！」









悠仁の前でVサインを作る


いつの間にか後ろの方に移動した野薔薇と恵がなんかボソボソ言ってるし








「説明の仕方がアホ。」

「ほっとけ、あの人はそういう人だから」

「ねえ、2人とも全部聞こえてんだけど
泣くよ？」

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