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『行きましょうって言ったけど、何処に行こうとしたんですか?』
龍之介「司書さんにメモは貰ったんだけど…あ、これこれ」
『煙草屋ですね、
芥川さんって煙草吸ってるんですね』
龍之介「吸ってるよ
本当は購買に売ってるんだけど売り切れみたいでね
だから、図書館から外に出て買いに来てるんだ
ちなみに、こっちの太宰君も吸ってるよ」
『そうなんですか、こっちの太宰さんは煙草よりお酒ですね
未成年だった頃はバーに無理矢理連れてこさせられました』
太宰「白秋を家に帰したくなかったからね
家に帰ったらあの厄介のものになっちゃうから」
龍之介「へぇ、太宰君は白秋ちゃんの事が好きなんだね
お似合いだと思うよ」
『へっ?』
太宰「やっぱりそう思うかい!?
なら、白秋、今日から私と付き合『いません!』ちぇー」
『何度も言ってるんじゃないですか!
イチャイチャも付き合いもしませんって!』
龍之介「なんでだい?」
太宰「もしかして、織田作の事を引きずっているのかい?」
『…っ!』
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作者名:豹犂 | 作成日時:2018年10月5日 8時