* ページ9
之で終わりかと思いきや、次は反対の二の腕に消毒を塗られる。
「あ゛ぁぁ!ヒック…(まだあるの?!)」
聞いてないんだけど?!
Aはより一層泣き声を大きくした。
森「済まないねぇ」
森は苦笑いで注射器を二の腕に突き刺す。
またもやその痛みにAは泣き出す。
「うぅぅ……!(もう終わりだよね?)」
一安心した瞬間に次には太腿に消毒を塗られ始めた。
「あ゛ぁぁ…うぅ!(まだあるの?!)」
暴れようとしたが、太宰の強い力で押さえつけられ容赦なく太腿に針を突き刺された。
「ぁぁあ!…ヒック(もう終わり?)」
森「はい終わりだよA君。お疲れ様」
森は大泣きしているAの頭を撫でて落ち着かせようとしたが、中々泣き止まない。
太「なんでこんなに泣いてるの?たかが注射だよ」
森「そりゃあ赤ん坊に注射の痛みは相当痛いだろうね」
太宰は理解出来ないと云う表情でAの服を着させ始める。
森「副反応が出る可能性があるから、15分はここに居るんだ。何かあった時に見れるからね」
太「15分経ったら帰っていい?」
森「嗚呼。然し、副反応は30分以内に起きる事が多いからミルクはその後にしてくれたまえ」
太「判った」
15分経ったが、Aは泣いてはいるがアナフィラキシーのような症状は出なかった為家に帰った。
「ん、」
30分経った為、ご褒美と称したミルクを貰っていた。
太「……よく頑張ったね」
Aの頭を優しく撫でながら誰にも聞こえない小さな声で太宰は云った。
388人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ただのバカです - 早く夢主君が大人になったところみたい···。続き楽しみに待ってます。 (2023年1月10日 22時) (レス) id: 37480b1f74 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫 - 安心して下さい。待ちます!楽しみしています。 (2021年10月4日 23時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - 探偵社編に行くの楽しみに待ってます! (2021年9月26日 1時) (レス) @page12 id: 4bc5339911 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - 文スト大好きさん» ありがとうございます! (2021年9月15日 10時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
文スト大好き - はい!楽しみに待っていますね! (2021年9月14日 21時) (レス) id: eae667bbac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スワ | 作成日時:2021年6月21日 16時