六十一話_ストレイドッグに ページ29
太宰の言動に安吾は頭を抱えながら、口を開いた。
安「所で、今日お二人が」
「ぼくもいる!」
Aは安吾の膝で存在を示した。
まさか自分の存在を忘れていないか?
安「そうでしたね。三人が居たのは何かの会同ですか?」
織「ここに来たら太宰とAが居ただけだ」
太「今夜ここに来たら、君達に会えるような気がしてね。Aもついでに連れてきちゃった。仲間はずれは嫌だろう?」
「やだ」
安「僕達に用事があったのですか?」
太「別に無いよ。__唯、そうしたら何時もの夜になるかなと思っただけさ。それだけ」
太宰はグラスの氷を指でパリンッッと弾き、口角を少しあげた。
そして、グラスを頭上に持っていき乾杯の意を示す。
Aもそれに参加する為に小さな両手でオレンジジュースが入っているコップを持った。
安「何に乾杯するんです?」
太「何でもいいさ、理由が欲しいわけじゃない」
それまで黙っていた織田がグラスを上げ『ストレイドッグに』と一言。
三人はその意見に賛成するように口を揃える。
「「「ストレイドッグに」」」
「すとれいとっぐに!」
太宰、安吾、織田はAのコップにもカチンと音を鳴らした。
「すとれいどっぐってなぁに?」
太「迷い犬って事さ。私達にぴったりな言葉だ」
織「俺はポートマフィアと云う組織に飼われてるが?」
太「そう云う意味じゃないさ。人間誰しも何のために生きているのか結局の所判らない。迷いながら人生を歩んでいる。そう云う事さ」
「うーん?」
三歳児にこの話は少し早すぎたようだ。
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海蕾(サブ) - えっあ…誕生日が一緒だと!?…ありがとう(泣) (2023年4月4日 2時) (レス) id: f15a1011db (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - うり太郎さん» ベイリー可愛いですよね。良き親友になります! (2021年9月19日 14時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - 蜂蜜檸檬さん» あら、そうなんですか? (2021年9月19日 14時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
うり太郎(プロフ) - ベイリー・・・・・・ッ!!僕のワンダフルライフ大好きなんで嬉しいですっ!!今読み途中なんで今すぐ続き行ってきます三┏( ^o^)┛ (2021年9月15日 21時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜檸檬(プロフ) - はっ!この子誕生日が近い! (2021年7月22日 23時) (レス) id: ce5837a03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スワ | 作成日時:2021年3月29日 16時