三十四話_マフィア幹部は忙しい ページ2
この世界に生まれて三年。
Aは順調に三歳を迎えられていた。
しかし、順調でない事も増えた。
「パパ、えほんよんで!」
太「嗚呼、ごめんA。次の任務が入ってるから後にして」
「……パパ」
男「太宰幹部、お時間が」
太「判ってるよ」
Aの声は太宰の部下に遮られ声が届く事は無かった。
太宰もそれに応じ執務室を出ていく。
残されたのは絵本を持ってぽつんと立っているAだけ。
「はぁ、きょうもいない…」
この通り、太宰は十六の時、歴代最年少幹部となりAの生活は一変した。
最初は良かった。
だがAも三歳。自我を持ち始めると同時に太宰の仕事量が増え、つまりAの相手をする時間も無くなっていた。
おのれポートマフィアとモヤモヤしていると執務室の扉が叩かれた。
広「A様、おやすみのお時間ですよ」
「ひろちゅさん」
広「本片手にどうなさいましたか?」
「ぱぱにね、よんでもらおうって。でも、おしごとだから」
広「では私がお読みしましょうか?」
太宰が幹部になった時から、進んでAの面倒を見てくれている広津。
マフィアの中でも落ち着いていて寛大だ。
「うん」
執務室の中にあるベッドの中に入り広津が読み始めるのを待つ。
広「昔むかしある所に_____」
ただ、矢張り太宰のの事が気掛かりだ。
然し、眠さには勝てず広津の読み聞かせの声を子守唄に眠りについた。
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海蕾(サブ) - えっあ…誕生日が一緒だと!?…ありがとう(泣) (2023年4月4日 2時) (レス) id: f15a1011db (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - うり太郎さん» ベイリー可愛いですよね。良き親友になります! (2021年9月19日 14時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - 蜂蜜檸檬さん» あら、そうなんですか? (2021年9月19日 14時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
うり太郎(プロフ) - ベイリー・・・・・・ッ!!僕のワンダフルライフ大好きなんで嬉しいですっ!!今読み途中なんで今すぐ続き行ってきます三┏( ^o^)┛ (2021年9月15日 21時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜檸檬(プロフ) - はっ!この子誕生日が近い! (2021年7月22日 23時) (レス) id: ce5837a03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スワ | 作成日時:2021年3月29日 16時