百二十三話_国木田の尋問 ページ9
国「貴様、人喰い虎を知っているのか?」
敦「彼奴は僕を狙ってる…!殺されかけたんだ!!!この辺に出たなら早く逃げないとッッ…!!」
殺されかけた。
だから敦はこんなに青ざめているのか。
殺される恐怖はよく判る。
共感していた時に国木田は痺れを切らしたのか敦の腕を後ろに捻った。
国「小僧!!茶漬け代は腕1本か全て話すかだな」
「やりすぎだよ…」
太「Aの云う通りだ。君がやると情報収集が、尋問になる。社長に何時も注意されてるだろ」
Aは敦の腕を労るように優しく撫でた。
太宰はさり気なくAの体を触り、無意識に異能が発動しないようにする。
太「それで…君はあの虎の何を知ってる?」
太宰は敦と目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。
敦はよく似た顔をしている親子2人に見つめられ、事の詳細を云わざるを得なくなった。
敦「うちの孤児院はあの虎に……ぶっ壊されたんです…」
曰く、畑と鳥小屋、倉庫を荒らされ死人は出なかったが経営が傾いた。
その代償として自分が追い出されたと。
太「そりゃあ災難だったね」
国「それで小僧。殺されかけたと云うのは?」
敦「あの人喰い虎、僕を追い掛ける様に僕の行く処の先々に現れるんです!この間も、鶴見の辺りを歩いていた時に……!」
施設を追い出された2週間前から追いかけられているらしい。
太「…その虎を最後に見たのはいつの話だい?」
敦「……鶴見の辺りで彼奴を見たのが…確か、4日前です…」
国「確かに虎の被害は2週間前からこっちに集中しているな。其れに4日前に鶴見の辺りで目撃証言もある」
国木田は手帳に書き込んでいた目撃証言を確認し、手帳を閉じた。
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スワ(プロフ) - ミスターさん» いえいえ全然大丈夫ですよ!フョードル好きなので書くのが楽しみです! (2022年2月9日 11時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - でも楽しみにして待ってますね。 (2022年2月8日 18時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - ありがとうございます!無理言ってすいません!文ストキャラが大好きでついすいませんでした! (2022年2月8日 18時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
スワ(プロフ) - ミスターさん» フョードルが出てくるのはだいぶ先かと思われます💦出る際にはきちんと話の流れを考えたいと思っております! (2022年2月6日 17時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - フョードルさんはいつ出てくるんですか!夢主くんを可愛がる所見てみたいです!よろしくお願いします! (2022年2月6日 10時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スワ | 作成日時:2021年11月19日 18時