温もり ページ31
勝己side
さっきから思ったが、Aはハグ好きだよな...
『勝己あったか〜い』
「なぁA。ハグ好きか?」
『うん。お姉ちゃんともよくこうやってギューってし合うの...』
「昔からか？」
『ん〜...お母さんやお父さんとはあんまりしてなかったな〜』
そうか...Aは昔から愛に飢えてた
温もりが欲しかったのか...
「もっと、家族について聞いてもいいか？」
『うん。勝己には話す』
「ありがとうな。Aの母さんは、どんな人だったんだ?」
『お母さんはね〜厳しくて、でも優しかったよ。私はお母さんによって守られてたんだよ〜お姉ちゃんはお父さんと外によく行ってたんだけど、私は焦凍と会ってた公園にしか行かせて貰えなかったの。お部屋にも本位しかなくって、いつもお勉強しなさいって言われてたの...』
やっぱりな
優しさはあったが、スキンシップとかはなさそう
誰でも小さい頃は抱っこや撫で撫での1つや2つを強請るもんだ
でも、Aは強請ることすら知らなかった
外からの情報源がなんてったって半分野郎だけ
父親もきっと姉で手一杯だったのか、母に何か言われてたのか、あまりAに干渉してないんだろう
「小さい頃から、姉さんとは仲良かったのか？」
『うん!焦凍以外のたった一人の遊び相手だったし、いっぱい褒めてくれたり、撫で撫でしてくれたり、ギューってしてくれたりするの!!』
家族の話になると、子供みたいになるんだな...
普段は冷静で大人っぽい所あるって思ってたが、本当のAの精神年齢は親が死んだ所で止まってたりするのか...
あるいは、もっと前から...
「俺にも甘えていいからな」
『本当!?やった〜』
可愛いなと思うと同時に、さっきAの言った好きがどういう意味だったのか不安になる
もしかしたら、俺とは違う好きかもしれない...
「俺はどんなAも受け入れる」
『ありがと〜』
もう一度、しっかりと抱きしめた
『勝己』
「あぁ?」
『このまま寝てもいい?』
「このままって、抱きついたままか？」
『うん』
「.....」
『.....ダメ?』
「A...てめぇはもう少し警戒心を持て」
『ん?なんで?』
「さっきもだけどよ、てめぇは他の男にも、あんな風になるのか？半分野郎とか、デクとかにも」
『そんな訳ないじゃん！』
「ならいいけどよ...」
俺が馴れるまで理性との戦いが続いた
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赤峰和華(プロフ) - 甘味さん» わぁぁぁ！ありがとうございます!!頑張ります！ (2018年9月30日 20時) (
レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
甘味 - 続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年9月30日 19時) (レス) id: 02d52b4d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤峰和華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時：2018年9月30日 2時
