赤 オリジン ページ2
過去編はオリジンと付けようと思います
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Aside
「Aちゃん、今日もカァイイね〜」
『お姉ちゃんもカァイイよ〜』
此処は私の部屋
姉妹向かい合わせに座って「カァイイ」と言い合っている
傍から見たら異様な光景かもしれないが、いつもの事だ
私の部屋は白を基調とした部屋で、差し色も黒などモノクロに近い雰囲気だ
お姉ちゃんの部屋は全然雰囲気違うらしい
私はお姉ちゃんの部屋には入ったことない
お母さんに止められる
だから、何時もお姉ちゃんがこうして私の部屋に来るのだ
ｶﾞﾁｬ
「ヒミコ、行くぞ」
「はーいお父さん」
『行ってらっしゃい!お姉ちゃん、お父さん』
「またね！A」
お姉ちゃんは何時もお父さんとどこかに行く
お母さんに、私は行かないの?と言ったら、悲しそうな顔で、Aを守る為と言われてしまった
お姉ちゃんがいないと暇なのだ
『お母さん!公園行っていい?』
「彼処だけよ」
『はーい』
お姉ちゃんが行っちゃったら、公園に行くことを許されてる
何処の公園かは制限されちゃうけど、お外に行けるから良いんだ!!
公園にて
私はいつもブランコに乗っている
一人だし、他にやることがない
でも、今日は違った
遠くから赤と白の髪の毛の子が走ってきた
傷だらけで、お腹を押さえてた
『怪我...してる?』
私はゆっくりその子に近づいた
『大丈夫?』
「...っ」
『あっ治してあげようか!!』
パァっと顔を明るくして私は微笑んだ
「治せる....の?」
『うん!!』
ニコッと笑って頷くと、その子の顔も少し明るくなった
『怪我、見せてね』
そっと見てみると、打ち身で痣になっていた
『あー...血、でてないか...』
うーんと考える仕草を取る
「血がなきゃダメなの？」
『えーっと...私の個性は、血とかみたいに、体の中の液を交換すると、色々治せるって個性なんだ...だから、血が出てた方が治しやすいんだよね....』
どうしよう....
『1番早いのは.....痛いかもしれないけど、一寸だけ切って血を出すのがいいかな』
申し訳なさそうに私は言った
「切るぐらい平気...」
その子はお腹をサッと捲って
「この痛みが無くなるなら....切っていい」
『本当?』
「うん」
私は懐から短刀を取り出した
『一応お部屋で身体の作りの本読んだから、あんまり痛くない所は分かってるけど、痛かったらごめんね』
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赤峰和華(プロフ) - 甘味さん» わぁぁぁ！ありがとうございます!!頑張ります！ (2018年9月30日 20時) (
レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
甘味 - 続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年9月30日 19時) (レス) id: 02d52b4d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤峰和華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時：2018年9月30日 2時
