早くしないと ページ4
Asied
今、私と中也は探偵社に取引に来ている
「この話が本当にそれだけならばな」
うん。本当だよ
てゆーか首領、これも時間の計算に入ってるよね？
入ってなかったら、事務員さん死んじゃうよ？
「探偵社が目先の獲物に喜んで噛みつくような野良犬だとでも思うのか？敵に情報を与え操るは高等戦術だ。このような木理の粗い策で、我らを操れると思うなら、マフィアなど戦争する価値もない。」
「......敵の頭目から、直々に挑発を賜るとは光栄だな。」
『うん。そうだね〜』
「何を隠している。」
「『何も」』
「この件の裏でマフィアはどう動く？」
「『動くまでもねぇよ/ないよ」』
「やぁ、素敵帽子君とその美しい彼女さん。組合のご機嫌二人組に情報を渡したのは君達かい？」
「あ?...そうだが」
まって、美しい彼女さん!?嬉しい
てか、なんで彼女だってわかったんだろう？...あっ！あれか？名探偵か!!本物の
「組合は、僕達と同じ様に、罠を疑ったはずだ。しかし、彼らは食いついた。余りに『餌』が魅力的だったからだ。...何で組合を釣った?」
「...事務員の隠れ家だ」
ふっと鼻で笑い中也は言った
『避難させた事務員のナオミちゃんと春野さん...だったかな?の居場所。谷崎君が居てくれれば、すぐ取り引き出来たのに...残念』
「事務員を餌にしただと!?」
「すぐ避難すりゃ間に合う。その上組合は、お宅らが動くことを知らねぇ。楽勝だ。」
「一つ質問です！何故、ナオミや谷崎を知っているんですか？」
健治君が問う
『一度会ったことあるからねぇ。一回入った情報は、忘れない。谷崎君はナオミちゃんのお兄さんだ。私にはもう理解不能だが、あの兄妹はお互いのために、お互いの命をかける人だ。』
「もうってどう言うことだい？」
与謝野さんが問う
『今、私にとって兄さんは、マフィアを裏切った人です。私を置き去りにして、私の言葉を無視した人です。私は、自分を救ってくれた、自分の場所を守ります。どんな手を使っても。だから、今は私には兄さんの為に命を捨てたりなんてしない。だからです。』
少し辛いや...この話するの。
今でもたまに思い出すんだ、あの時のこと
「大丈夫か?A」
私の肩に手を置き中也が声をかけてくれた
『うん』
「ふーん。まとめると、アンタらは事務員の居場所を探り出して、組合に密告し、それを探偵社に密告。自分達は汗一つかかずに二つの敵を穴に落としたって訳かい？」
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赤峰和華(プロフ) - はらさん» あっごめんなさい！忘れてました (2018年4月29日 18時) (
レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグはちゃんと外して下さいねー (2018年4月29日 18時) (レス) id: cf116f10fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤峰和華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時：2018年4月29日 17時
