やる気 ページ20
Aside
姐さんとの御茶会も終わり、執務室にて部下からの調査報告に目を通していた
『ねぇ中也。Qの奪還作戦が行われるとしたら、私は、連れてって貰えるかな?』
「あぁ?...多分な」
『今の間は何。』
「いや、手前が取り乱すと連れてって貰えないかもなぁと思って」
『...成る程。取り乱さないよ。連れてって貰う為なら』
「Aが行くなら俺もセットだな」
『そうだね〜それなら、取り乱しても安心だ』
「此方は心配だ」
そんな会話をしていると、部下が入ってきた
「失礼します。」
『どうしたの?』
「首領がお呼びです」
『二人?』
「はい。」
「わかった、すぐ行く。下がっていいぞ。」
『行こっか〜きっと次の作戦だろうね〜』
「そうだな」
私達は、首領室に向かった
in首領室
『で、御用は何でしょうか?』
「実はね、探偵社の社長から、停戦の申し出があったのだよ。」
「どうするんですか?」
『完全には不可能だと言ったのでしょう』
「そうだ。先に裏切ったら利益が出てしまうからね......そうだ、今夜探偵社が、Qの奪還に行くそうだよ。」
『......!』
久作の奪還!!
『私も行かせて下さい!お願いします!!』
私は身を乗り出して首領に頼んだ
鴎外side
勿論、行って貰う心算だ。
しかし...
「落ち着いて行けるかい?」
『...!すみません。落ち着いて行動します。』
「それならいい。何時でも冷静でいなさい。正確な判断の為にも。」
そして、Aちゃんの命の為にも...
彼女は感情的に成りやすい。
怒りは彼女の異能力を暴走させてしまう
彼女の異能力は、本来の姿が現れると、彼女の命を危険にさらす。
中也君の汚濁よりも、破壊能力が高く、体力がいる。それこそ、兄である太宰君の異能力でなければ止められない
昔に使ったときは辛うじて生きていたものの、次使って助かる保証はない
使わせてはいけない
だから、彼女が落ち着いて行動出来ないのであれば、行かせてあげることは出来ない
「中也君、Aちゃん、君たちにQの奪還をお願いしよう。生きて連れて帰って、Aちゃんも、中也君も、Qも。」
「『はい』」
頼んだよ
中也side
首領が最後に言っていたことで、俺は任務を2つ授かった
一つ、Qの奪還
一つ、Aを暴走させない
Aの為なら、なんだってやってやる
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赤峰和華(プロフ) - はらさん» あっごめんなさい!忘れてました (2018年4月29日 18時) (レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグはちゃんと外して下さいねー (2018年4月29日 18時) (レス) id: cf116f10fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤峰和華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時:2018年4月29日 17時