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報告書 ページ11

Aside


『ふぁ〜』


「A...手前先刻から欠伸しかしてねぇな」


『誰のせいだろうね?』


「昨日はちゃんと寝ただろ」


『抱き付かれてて、落ち着いて眠れるか阿呆』


「随分と気持ち良さそうに寝てたが?」


『寝てる間はよかったけど、起きてからが疲れるの!』


だって、起きたら中也の顔が近くって、息がかかるんだもん!


ドキドキし過ぎて一気に疲れるわ!!


そんな会話をしながら、執務室へと向かった






『あぁ〜。報告書があるんだったー!!』


「あの仕事か...」


『最悪、書類増えた』


「まぁ、頑張れ」


そんなこんなで、今日も大っ嫌いな書類と格闘


カタカタカタカタカタ


キーボードを叩く音だけが響く


目がやられる...


中也は、部下から来た書類の確認もあるようで、パソコンと書類とを交互に見ていた


『中也、こないだの男、結構ヤバい奴だったかも』


「あぁ?急にどうした?」


『情報を確認してたんだけど、結構有能な情報屋だったみたいで、マフィアの情報が結構ある。』


まぁ、私達の情報は無いが下級構成員の情報とかが、やたら詳しく書いてある


「うわ、確かに此は始末するべきだったな」


私のパソコンを覗き込む中也


もしかして彼奴、私がマフィアなの知っていたかもな...


そんなことを思いながら報告書を仕上げた


「は〜終わった」


書類が片付いた中也が伸びをする


『あぁ〜此方はもう一寸かかる...』


残り数枚になった書類をパラパラとやって見せる


「珈琲持ってきてやる」


『ありがとう』


やっぱり優しいな


よし、あともう一頑張り!!



カタカタカタカタカタ


中也にもらった珈琲を飲み、一気に片付ける


『よし!!終わった〜』


「よく頑張ったな〜じゃあ、首領に届けにいくぞ」







コンコン


『首領、Aと中也です!』


「そこは中原だろ」


『まぁいいじゃん!』


そんな話をしていると中から声が聞こえた


「入りたまえ」


ガチャッ


「失礼します」


私は、山積みになった書類を首領の机に置く


『此、こないだの報告書と今日の書類です!』


「Aちゃん。こないだはご苦労様。はい、約束のチョコ」


『やった〜エリスと食ーべよっ!』


「首領、戦争関係の仕事はありますか?」


私がチョコで舞い上がっていると、中也がちゃんとスケジュール確認を行っていた。


「あぁ、特にはないよ。ゆっくりしていてくれ。」


『任務ないと暇になっちゃうね〜』


「あぁそうだ」

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赤峰和華(プロフ) - はらさん» あっごめんなさい!忘れてました (2018年4月29日 18時) (レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグはちゃんと外して下さいねー (2018年4月29日 18時) (レス) id: cf116f10fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤峰和華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/  
作成日時:2018年4月29日 17時

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