白と黒の羅生門

夢 ページ6

Asied


「夢」は中ったものを好きなところに繋げる


空間断絶みたいな奴だ


芥川の後ろに出したので、顎は芥川に中る


「ｸﾞﾊｯ」


芥川を受け止めきれずに、二人で倒れた


『これが兄さんが認めてる所』



「Aの冷静さか？」



『そうだよ』



『でも、顎をまともに受けたら、負ける』



「攻撃力は僕のほうが勝っているのか？」


『そう。だから、二人で組んで頑張らない？』


「そうだな。それが最善策だろう。」


独断行動を選ばない芥川は私からしても希少だ







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〈現在〉


ﾊｯ!!


また此の夢


今日のはまだ良い夢か......


最近昔の夢を見る


マフィアに拾われ、兄と再会した日や芥川と組もうと約束した日


どれも今の私を苦しめる


『芥川......』


気づけば彼の名前呟き、涙を流していた


朝泣くのは最近よくある事だ


おかげ様で、異能力がうまく使えない事もある


どうも私は芥川に振り回されてる......


何故あそこまで兄さんに執着するのか？


『私だって太宰なのになぁ』


兄さんじゃなきゃダメなのか......


もういないのにね...






私は今、マフィアの拠点で暮らしている


仮眠室を出て、適当にご飯を食べる


『あぁー。今日もお仕事頑張りますか〜』


そう言ってから、一人静かに執務執務に向かった。

任務→←対応の差

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