人質 ページ41
Aside
組合の二人組が来る
「君やる?」
「構わないが...大勢からの注目が.....痒い」
「仕方ない、「組合」の給料分の仕事はしますか」
異能力者か。めんどくさい
.....ん?
上の方から僅かな空気の異常な動きが感じ取れる.....
何か落ちてくる?
『姐さん。何秒後かに何か来る』
「そうか、何時でも動けるようにしておけ」
『はい』
「そこ、危ないよ。そろそろパッケージが届く頃だから」
『姐さん、来るよ!』
敦君が気付いたのと同時に言った
次の瞬間
ドカーン
『四人の異能力者か.....』
「いかん!撃て!」
シュンッ
姐さんとアイコンタクトをとり、一旦私は現場を離れ、連絡
無線『首領、組合の異能力者と接触。姐さんの部隊が重症です。一旦、探偵社に連れていかれます。私も強制的に行かされますが、すぐに戻ります。』
無線「了解だよ。現場の方はAちゃんに任せるから。」
無線『了解』
現場に即座に戻る
『姐さん!!』
姐さんを見つけ、駆け寄る
「A...無事じゃったか...」
バサッ
姐さんの力が抜け、私の手から、姐さんの手が落ちる
私の無事を確認すると、姐さんは意識を手放した
『...!』
「やぁ、Aかい?」
『兄さん...!』
振り向くと兄さんがいた
「うわっ、酷いやられようだねぇ。Aは無傷かい?」
『姐さんの指示で、首領に連絡をいれていた』
「そうか。まぁいい。A、探偵社まで来てもらおう。」
『言うと思った。一応聞くけど、何故?』
「この人数、私じゃ運べないから」
『そんな取引応じるとでも?』
「だと思った。でもね、来てくれたら姐さんを治してあげる」
『わかった。嘘じゃないよね。知ってるけど』
「あぁ、約束しよう」
『異能力で飛ばす?』
「あぁ、夢って使えるよね?」
『勿論。』
一つ、深呼吸
『パンドラの匣_夢』
異空間が出来た
『はい、探偵社の扉の前に繋げたよ』
「よーし。行こうか」
スウウゥゥゥゥゥゥゥ
『着いた』
ガチャッ
「たっだいま〜」
「随分と早い帰りだねぇ太宰。後ろの奴は?」
「私の妹だ。」
『太宰A太宰治の妹で、ポートマフィアの幹部です。』
「ポートマフィアか...」
『襲ったりはしません。』
「信じていいのかい?」
「あぁ!彼女は現場のことを首領直々に任されているからね!」
『何で知ってんだよ...』
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赤峰和華(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!続編に行ったので、どうぞそちらでもよろしくお願いします! (2018年5月20日 23時) (レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 初めまして、こんばんは! とっても素敵なお話で凄く大好きです。 更新を楽しみに待ってます! (2018年5月20日 22時) (レス) id: c491a96770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤峰和華 | 作成日時:2018年4月5日 1時