久しぶりの ページ32
Asied
今日は頗る気分が良い
龍之介と一緒に来た
姐さんや鏡花に、報告したいなぁ
姐さんと鏡花は私の相談に乗ってくれていた
鏡花を早く取り戻さなきゃ！
今日は姐さんと任務な気がして、棚から着物を取り出す
ｺﾝｺﾝ
「失礼します」
『どうしたの？』
「尾崎幹部がお呼びです」
『わかった。身支度したら行くよ。下がっていいよ』
「では、失礼します。」
予想的中
さっと着替えて姐さんのところに行こう
簪を刺すと同時にスイッチを入れる
『行くとするかのぅ』
〜中庭にて〜
今日は此処だよな
『姐さん？』
「おぉ、Aかぇ？相変わらず、似合うのぅ」
「あぁ。Aちゃん！着物姿も可愛いね！」
『有り難うございます』
『ご用件は？』
「散る葩の美しさよ」
ｶﾁｬ
姐さんと同じこと考えてるな
「去れど莟のまま」
ｻﾞｯ
『散らすこともなし』
今のやり取りで大方理解した
『承知致しました。』
鏡花奪還と人虎抹殺だな
『参りましょうか、姐さん?』
「愛しのAや。行く前に聞いておきたい事があるんじゃ。」
『なんでしょうか？』
「そなたは何処にも行かぬよな？」
『はい。勿論です』
私は、姐さんの大好きな笑顔、無慈悲な笑顔で微笑んだ
此の笑顔を見ると、姐さんは私が闇の花だと確信でき、安心した様な表情を浮かべるのだ
「そうじゃよな。行くぞ、A」
姐さんは私の頭を撫で、先を行く
『はい。姐さん』
そういって後を追った
姐さんにだけでも報告しよう
『姐さん、ご報告があるのですが...』
「なんじゃ？」
なにかを察したのかニコニコと笑う姐さん
『実は...「愛」が使えるようになりました。』
此が何を意味するか姐さんは知っている
「そうかぇ。相手は芥川であろう？」
『...!!何故わかるのです!?』
「それぐらいわかって当然じゃ...だから今日は頗る気分が良いのであろう？」
『はい！そうです』
『早く、鏡花にも、教えたいな...』
すると、姐さんは私の頭に手を置き
「大丈夫じゃ...ならば、余計に早く取り返さねばならんのぅ」
『はい！』
『姐さん、来ました。』
TEL「夜叉白雪、鏡花に近寄り嘘の世界を教える者に罰を与えよ」
ｻﾞｯ
夜叉白雪が現れ、人虎を斬る
「害獣の血でも飛沫く様は美しいのぅ」
『えぇ。本当に』
鏡花は答えない
「...そうは思わぬかぇ?愛しの鏡花や」
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赤峰和華(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！続編に行ったので、どうぞそちらでもよろしくお願いします！ (2018年5月20日 23時) (
レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 初めまして、こんばんは！ とっても素敵なお話で凄く大好きです。 更新を楽しみに待ってます！ (2018年5月20日 22時) (レス) id: c491a96770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤峰和華 | 作成日時：2018年4月5日 1時
