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龍之介「お待たせ
30分くらい待ってて欲しいって言ってたんだけど、時間はあるかい?」
『はい、大丈夫です』
龍之介「それはよかった
そうだ、君達の名前を伺ってもいい?」
『私は____と言います』
中島「僕は中島敦です」
龍之介「!!
へぇー、君が例の利用者か」
中島「例の利用者?」
龍之介「昨日、____さんは図書館を利用してくれたみたいなんでしょ?
それで、その話が僕の耳にも入って来てね
是非お会いしてみたかったんだよね」
中島「そうですか」
『私…そんなに珍しいですかね?』
私の名前ってそんなに珍しいかな?
と考えていると視界に赤い髪の男性が目に入った
赤い髪の毛…珍しいなと考えているとその男性は芥川さんに声を掛けた
「あ、芥川先生、ここで何してるんですか?」
龍之介「ああ、太宰君」
「『!!』」
龍之介「良かったら、太宰君もこっちに来て話さない?
話すと言っても司書さんが来るまでなんだけど」
治「あ、えーっと…俺でよければ…(芥川先生、今日もマジ男前!)」
龍之介「あ、紹介遅れたね、この子は太宰君
さっきからの反応だと、僕の時と同じく『太宰』っていう名前の友人がいるのかな?」
中島「いるって言うか、今日この「美しい!睡蓮の花のごとき果敢なくそしめ可憐なお嬢さんだ」噂をすれば…」
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作者名:豹犂 | 作成日時:2018年9月28日 20時