【文スト】言葉の魔術師【文アル】リメイク中 (ページ1)

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☆序章１ページ1

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さて、そろそろ探偵社に帰るか

と、考えながら探偵社への道のりを歩いていた時、大きな図書館を見つけた

『大きいな…

確か、7月に開館したばかりの図書館だっけ？』

依頼された任務も終わって後は報告書纏めるだけだから時間もあるし、開館したばかりの図書館は気になるから少し寄ってみようかな

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それにしても広い…建てていた時からも大きい建物だとは思ってたけどこんなに広いなんて

パンフレットによると三階まであり、日本の本だけではなく、外国の本も置いてあると書かれていた。

「時は逝く何時知らず柔かに陰影してぞゆく」

ん？
これは詩？

そういえば、入口に今日は朗読会が行われるってポスターが飾ってあったような

でも、なんかこの詩…

凄く懐かしいような、落ち着くような詩だな

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心に残るような詩、安心するような声を聴きながら私は図書館を歩き回っていた
そこで、私はとある1冊の本を見つけて手に取った

『この本は…』

【人間失格】

この本の題名になってる『人間失格』って太宰さんの能力じゃなかったっけ？

それに、この本の作者は太宰治…

もしかして、あの太宰さんが本を出版？

それは無い

絶対にない

きっと、同姓同名の人がたまたま『人間失格』
って題名で出したのかな

うん、そう思っておこう

私は本を抱えてカウンターに向かった

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『すみません』

「はい、なんですか？」

『この本を借りたいのですが、この図書館は初めてでどうしたら借りれますか？』

「それなら、この紙に名前と…」

図書館職員さんに教えてもらいなんとか借りられた

私が紙に名前を書いてる時に職員の方が少し驚いるのが見えた

そんなにこの名前が珍しいのかな？

まぁ、それは見なかったことにして

『書き終わりました』

「…あ、はい！

これで本は借りれます

次回来る時はこのカードを提示してくれれば借りれるので必ず持ってきてください。」

『ありがとうございます

この本借りていきますね』

「はい！

期限は1週間なので返す時はこのカウンターにお持ちください」

『はい

丁寧に教えて頂きありがとうございました
また返しに来ますね』