幸せって 3 (ページ10)

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夜ページ10

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A家

アンケートついでに寄った楽屋で色々あった日の夜

『今日、ごめんね』

樹「なにが？」

ビスコと遊んでいる樹にお風呂から上がったAが声を掛ける

『ジェネに言っちゃって』

樹「いや、いつか話すことだし(ていうか知っててほしいことだしむしろありがとう)」

『ならよかった』

「でも交友関係そんな広いと思わなかった」

『ごめん、でも付き合ってからはほんまに行ってない』

「まだ、声掛けられたりしてんの？」

『え？誰？なんのこと？』

そう言いながら
うろうろしていたAが樹の横に腰かける

「言い寄ってくる人いるんでしょ？」

『あーそれはもう大丈夫』

「ふーん」

『なに？心配してるん？』

「」

『え、樹くん可愛い』

「は？」

『大丈夫、好きなのは樹くんやから』

「はぁ」

『え、なんのため息？』

「別に」

『なに！？別にって』

「なんもないって」

『なんなんもう～なぁビスコ』

樹の膝に座るビスコにぐちぐちと話しかけるAに微笑む樹

「はいはいわかったから、ほらビスコはあっち」

そう言われると大人しくソファからおりるビスコ
そんなビスコのいた腕に抱かれ

『え、ちょ』

「風呂入ったんでしょ？寝よ」

『私ビスコじゃない』

「はいはい」

『コップ洗ってない』

「明日やるから大丈夫」

『アラーム掛けてない』

「かけといたから大丈夫」

『でも「うるさいなぁ、もう

『だって！』

「黙って抱かれろ」

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