2話 ページ3
A視点
「A！！！心配したんやで！怪我ないん！？」
どたどたと部屋に入ってきた人がいたかと思えば私の脳はクラッシュした。
え、、、ゾム…だ…。
「A？会いたかったで〜！！」
「ゾム様…、今はお嬢様少し体調が優れないようでして…」
「そうなん…！？ごめん、、、」
しゅん、と項垂れるように後ろに下がると子犬のようにぴょこぴょこと耳と尻尾を動かしている。
何で、、、何で推しが目の前に…！！？
「お嬢様…彼はゾム・ボンベ様です。ボンベ家の跡取りでございます。Aお嬢様の幼馴染でございまして、とても仲がよろしゅうございます…！ご一緒にシャデミアン中学校にご入学なさいます」
やべぇ…、何も頭に入ってこねぇ…。
推しが…！！あのイラストのまんま目の前にいるんだが！？
緑色のフードに、、、ァァァァアア！！
神様ありがとうございます泣
「マリア、Aどうしたん？」
「Aお嬢様は、、、記憶喪失にございます…。これからご主人様に報告に行くつもりでございます」
「え…、じゃあ俺のこと…覚えてないん…ｯ？」
涙を浮かべた我が推し様に言われてもうどうしようもなくなる。
可愛すぎんだろ…、てか私推しのこと泣かせちゃってます…！？
「ええぇぇ！！？泣かないで〜！私！これから思い出すし！！ゾゾゾ、ゾム様！！」
「……ふっwはははははwwwやっぱAはAやな！中身は変わっとらんくて安心したわ！！ゾムって呼んでや！！」
推しのこと呼び捨てとかハードル高すぎんだろぉ〜！！！
「ゾム様、朝食はもうお食べになってきたのですか？」
「ううん！Aと食べるんや！ええやんな…？」
上目遣いでコテンと首を傾げられれば断れる人とかいないだろ！！
「了解しました。お嬢様、ご両親に事情をお話しに参りましょう！！そして言葉遣いにはお気をつけを…」
「は、はい！マリア様…？」
「ふふ…wAお嬢様は本当に変わられないですね…wわたくしのことはマリアで構いません。ゾム様、お嬢様はお着替えなさるので一度ご退室願います」
「りょーかいや！！」
バタン
ドアが閉まって静かな空間が戻ってくる。
やばい、、、まだ心臓のドクドクが止まらないんだが…。
「今日は何色のドレスで参りましょう…。悩ましいですね…、、、赤色か少し淡めのピンクか…」
開けられたドレッサーに口をあんぐりと開ける。
中には100着ほどのドレスやワンピースやブラウスやスカートが…。
これは慣れるの大変だぞ…！？
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まりん - レマさん» コメントありがとうございます…！嬉しいです！！更新頑張りますね💪 (6月13日 14時) (
レス) id: b747b8200d (このIDを非表示/違反報告)
レマ - あわわ 夢主ちゃんかわいい! 文才があふれでてる (6月11日 23時) (レス) @page7 id: a92f5b28bf (このIDを非表示/違反報告)
まりん - しぐれさん» コメントありがとうございます！そしてご指摘ありがとうございます…、治させていただきます😭 (6月10日 0時) (レス) id: b747b8200d (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - あぁあすき！文才が溢れてる…あ、プロローグがエピローグになってますよｺｿｯ (6月9日 22時) (レス) @page1 id: 361218612a (このIDを非表示/違反報告)
まりん - そーとさん» コメントありがとうございます😭嬉しいです…！更新頑張っていきます💪 (6月8日 22時) (レス) id: b747b8200d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりん | 作成日時：2023年6月7日 22時
