傷付いた訳ありの悪の花には愛情を 2【BTS】 (ページ7)

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花びら57枚目ページ7

「凄く際どくないですか？」
BTS「アウト！！」
「え」
SJ「ほ、ほら！！パーカーを下ろして！！早く！！」
「なんでですか！？」
YG「し、下着が見えてんだよ！！」

最年長2人が私のパーカーを強制的に下ろして、切られた際どい場所を隠される。
顔を真っ赤にしている7人がなんだか可愛くて、スマホを出して写真に収める。

JK「ぬ、ヌナっな、何を撮りました！？」
「ふふ、秘密」
JM「てか、Aって写真撮るんだ」
「えぇ…まぁ撮りますよ」

顔を真っ赤にしてる7人が写った写メをホームの背景にする。
頬が緩んでいく感覚がして、引き締めようと思っても無理だった。

「ふふ、可愛い7人だ」
JK「可愛いじゃなくて格好良いって言って下さいよ！！」
「ん〜…無理かな」

作り笑顔でもない純粋な良い笑顔を初めて、皆に出したような気がする。

JM「Aが楽しそうならそれで良いかな」
TH「うん、そうだね…あんなに可愛い笑顔を出してるAは貴重だもん」
RM「あの純粋で綺麗な笑顔を俺達で守って行きたいね…」
HS「うん…あの子は俺よりもこのグループの希望だからね」
YG「ソクジニヒョン」
SJ「…うん、Aに近付く奴は片っ端から抹殺しよう」

なんだか最年長2人が怖い会話してたような気がするけど、気のせいだろう。

私が撮った写真を見たがるジョングクを落ち着かせてると、マネージャーさんが呼びに来たので走ってバンに乗り込む。
イヤホンをして音楽を聞きながら発車するのを待っていると肩をトントンと指でされる。
振り返るとユンギオッパが私の隣に座っていて、イヤホンを外せというジェスチャーをされる。

「ん、何ですか？」
YG「肩を貸して欲しいってのと手、握ってくんね？」
「…はい？」

なんか後半の方可愛いお願いだったような気がしたので、聞き返すと私の手を取ってもう一度言う。

YG「寝るから肩を貸して欲しいってのと、手を握って欲しい」
「…」
YG「んだよ、その顔」

凄い驚いたから、顔にも出ていたのだろう。
不満そうにそう言われた。

「いや…オッパがそんなお願いを私なんかにするとは思ってなくて…驚きました」
YG「お前だから、良いんだよ」

そう言って勝手に頭を乗せて、手を握って指を絡めて来た。