傷付いた訳ありの悪の花には愛情を 2【BTS】 (ページ6)

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花びら56枚目ページ6

「と、とにかく！愛嬌なんて、やりませんから」

そう言って、服を着替える為に部屋から出る。
着替えた場所に向かってると、ヒソヒソと話してる声が聞こえて来た。

SF(スタッフ)1「…見た？今日のステージ！！」
SF2「バンタンのよね？見た！！皆格好良かったよね〜！！」
SF3「トゥミョンさん以外ね〜」
SF2「マジでどういうつもりなんだろうね、あんだけアンチに肯定的でさ」
SF1「裏で泣いて皆さんに慰めて貰う為なのか、本当に何も考えていないのかのどっちかじゃないの？」
SF3「うわ、せこいねぇ〜」

クスクス笑っている女性スタッフ達は私を遠目に見つけると青い顔をした。

…こんな廊下で話してるからだろ。
どっかの部屋に入ってから、言い合えよ。

なんて思いつつ、歩みを止めずに部屋に向かう。

「…陰口じゃなくて、真正面からボードで言ってくれるARMY達の方がまだ可愛いわ…真正面から言いに来いや」

横を通り過ぎる時にそう言うと、3人共口を押さえた。
そして、私から目を逸らしてそそくさと何処かに行った。

着替える部屋に行くとパーカーは無事だったが、ジーンズとカーディガンが切られていて、ジーンズがカーディガンがダメージ系の物になっていた。

「はぁ…」

陰湿な真似されたくなかったから、真正面から来いって言ったのが仇となったかな。
…面倒だなぁ。

そう思いながら着替えて、皆が居る部屋に向かう。
ドアを開けると皆が振り向いて、目を見開いた。

JK「ヌナ…！？」
JM「そ、れ…！！」
TH「…誰にされたの」
RM「ズボンはまだ分かる、けどカーディガンは誤魔化せない」
HS「あー…腹立つ、Aの服にこんな事した奴は誰だよ」
YG「ホソガは落ち着け、とりあえずカーディガンは帰ったら捨てろ、良いな」
SJ「新しいカーディガンはオッパが買って来てあげるから」
「…分かりました」

マンネライン3人と滅多に怒らないホソクオッパが怒っているから驚いているけれど、ユンギオッパとソクジンオッパ、ナムジュンオッパが対策を考えてくれてるので少しだけ嬉しくなる。

「あ、ズボンなんですけど…凄い際どい所が切られてるんです」
BTS「は？」
「ほら」

パーカーを捲り太ももの上の方や付け根辺りの所を見せると、皆が顔を真っ赤にした。