傷付いた訳ありの悪の花には愛情を 2【BTS】 (ページ38)

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花びら88枚目　番外編　3枚目ページ38

Aside

またグネグネに曲げるよ。←

TH「Aーっ！！」
「んー…？」
TH「今日はナムジュニヒョンのセンイルだよ！！」
「うん、そうだね」
TH「俺ね！この本を渡そうと思ってるんだ！！」
「ん？」

ニコニコ笑いながら、私に差し出された本を受け取って見てみる。
その時は本の名前を見ずにそのままペラペラとページをめくっていった。

…お？
ん？？いや、待って。

…は、なまち…？
…芸妓と花魁の違い…？
…水揚げとは…？！
挿絵があるな………っ！？

なんか読めば読む程、私の生まれた国の歴史のそういう系みたいで怪しいと思ったから題名を見てみると、英語で書かれていた。

いや"Japanese culture"じゃねぇんだよ。
"Old Japanese culture"って書けよ。
今はコスプレしないと花魁は居ねぇんだよ。
しかも、すっごい小さく花街について的な事書いてるし。

「…テヒョン、これ…ちゃんと呼んだ…？？？」

顔が強ばっていく感覚が分かったけれど、頑張って優しく問いただした。

TH「？日本の文化でしょ？中は見てないけど」
「…テヒョン、これはダメ…本当に駄目、ナムジュンオッパに教えちゃいけない事ばかり書いてるから駄目」←
TH「なんで！？ナムジュニヒョン、日本の事知りたいって言ってたから丁度良いって思った本なのに！！」
「その気持ちは大切だけどね、ここの凄い小さい文字を読んで」
TH「んー…？花街とはどういう場所か…？？」

…テヒョンの口から花街とか、聞きたくなかったから心の中で読んで欲しかったな…。

なんて思いつつ、背の高いテヒョンを恐る恐る見上げる。

「意味、分かる…？」
TH「…上目遣いで困り眉って最高(うーん…分からないや)」
「…」
TH「わー！ごめんなさい！！」

拳を作って見せると、焦ったようにそう謝るテヒョン。
とりあえず、返して中身を見せてみると目を見開いていた。

TH「…ねぇ、A」
「…」
TH「この格好しt

「ふざけるな」

お願いだってー！！良い事思い付いたからぁ！！」

それから何回断ってもずっとお願いしてくるテヒョン。
私も渋っているとリビングのドアが勢いよく開かれた。

しっかりしてるナムジュンオッパ以外のヒョンラインかと思ってドアを見ると。

JK「ヌナっ！！ただいまっ！！」
JM「ちゃんと甘さ控えめなの買ってきたよ〜！！」

ジョングクとジミナだった。

…今1番帰って来て欲しくなかったな、申し訳ないけど。

「…」
JK「？テヒョニヒョン、その本何ですか？？」
TH「これは…」