花びら80枚目 ページ30
Aside
時を戻そう。←ちょい古い
年末年始を誰かと過ごすのは初めてじゃないけど、家にいる彼等以外と過ごすのは初めてでドキドキした。
JK「ヌナッあと数分後には2014年ですよ！」
「あぁうん、そうだね」
TH「このままギューッてしたままで年越そー！！」
JM「あっ僕も〜！！」
「ぐへぇ」
SJ「ヤー何楽しそうな事をしてるの？ヒョンも混ぜろー！！」
「あぁぁぁあぁぁぁ…」
ボーカルラインに強く抱き締められて、苦しいけど温かくて心地良かったのでちょっと呻く？だけにした。
JK「…ちょっとだけ、悔しかったです」
「…あぁ、デビューアルバムの話？？」
JK「…はい」
「…そうだろうけど、私は…嬉しいよ」
SJ「…なんで？」
「…この年末の歌謡祭で3つの新人賞を取れて、皆と年を越す事が出来る事が夢みたいで…皆と会う私だったら、有り得ない事でした」
口角を上げて、そう言えば更に強くなる力。
大人しく抱き締められながら、顔を埋める。
誰の心臓の音かは分からないけれど、心地良いリズムを刻んでいて家の事を忘れるのには充分だった。
YG「…今年だけじゃねぇ、来年も再来年も…ずっと、皆で…8人で年を越すんだ」
HS「そうそう、ユンギヒョンの言う通りだよ…A、過去にどんな事があったかは知らないけど、今は僕達が一緒だよ」
RM「誰かが8-1が正しいって言っても、俺達にとって、8以外の数字は正しくないよ…誰かが欠けたら今のバンタンはバンタンじゃないからね」
「…そう、ですね…」
優しく微笑みながらラップラインのオッパ達にそう言われて、胸が熱くなる。
…日本に行って帰って来たあの日から、"8-1"という数字のボードを見るようになった。
寂しいけど、それが1番正しいと思ってる私は、いつも通り何とも思わなかった。
…いや、初めて
何故かは分からない。
分からないけど、私の精神が脆くなっている気がする。
心当たりは無いが、強いて言うなれば舞咲組を追いやった組の奴に会った時からだろう。
ラップラインのオッパ達も更に抱き締めて来て、一斉に7人に抱き締められているこの状況が、安心する。
私の前に居るテヒョンの背中に腕を回して抱き締め返す。
すると、新しい年が始まった事を画面で示された。
SJ「…今年も8人で駆け抜けよう」
私,BTSｰSJ「ネ！！」
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年8月7日 22時
