傷付いた訳ありの悪の花には愛情を 2【BTS】 (ページ24)

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花びら74枚目ページ24

バンから出ると出待ちしてくれてるARMY達。
両サイド見ていると、来た時に私に水をかけた人が居た。

「…」

よく顔が見えなくて見つめていると、その人はニヤリと笑った後に懐からチラッと見せた物に目を見開いた。

「っ！！！すみませんが先に行ってて下さい、必ず間に合うようにするので！！！」
BTS「A/ヌナ！？」

ダッシュでその人に向かうが、その人もダッシュしているので中々追い付けない。

私達に濡れ衣を着せて、舞咲組を日本から居れなくさせた本人がARMYに混ざって居るとは…。

舌打ちしたいのをグッと我慢して、追い掛ける。
曲がり角に曲がられ、曲がろうとした瞬間発砲された。
その音が空港内に響いてARMY達や利用者の悲鳴がきこえる。
咄嗟に体は引いたけど、頬に掠ったみたいで熱を持ってドクドクといっている。

『っ、今更なんじゃ、クソ組さんよ』
男『そんな事言っても良いの？…今の所に居れなくなるよ？』
『…そんなに組ごと潰して欲しいんなら相手になるけぇ、韓国まで来いや』

…早くしないと、心配するメンバー達が来てしまう。

そんな事を考えつつも顔に向けて、蹴りを入れる。
勿論、受け止められる。

男『彼らがどうなっても良いなら行っても良いよ？』
『…はっ、姑息な真似しか出来んのは変わっとらんな』

濡れ衣に、人質に、催眠。
対峙してるこの男がいる組は、相手を言いなりにする、相手に罪を上手く擦り付ける、という最低な噂でよく耳にされるのだ。
それを抑えていたのが、私達の舞咲組なのだ。
でもそれを逆手に取って、悪者に仕上げられて日本での居場所が無くなった。

『さっさと来るんなら来いや…こっちも予定詰まっとるんよ』
男『いや…今はその気はないから…またね？バンタンの嫌われ黒花さん』
『っ！！』

逃げられると思って、近くにあったモップを持って棒の方をそいつに突き刺そうとしても一足先早くて、逃げられた。

「チッ…」
BTS「Aー…っ！！」

思わず舌打ちが出たと同時に後ろからやって来た皆が固まった。
振り返ると目を見開いてた。

JK「っ…さ、殺気…！？」
TH「A、お、落ち着いて…？」
JM「僕達だよ！」
「…あぁ、ごめんごめん」

凄い殺気だったんだろう。
マンネライン3人共が焦っていて、ヒョンラインのオッパ達は固まって動かない。